あるひのあひる

sometimes"♯",sometimes"♭" ,and always"NATURAL”
猫とハーブと酒と音楽

不思議な縁

2009-02-17 21:53:59 | テレビ番組・CM

基本的にTVはピンポイントでしか見ない。
帰宅して新聞に目を通す時にTV欄もチェックし、興味のある番組のみを観る。
無ければ付けずに、好きな音楽を聴いている。

でも、不思議なことに、このような限定的な習慣の中でも
全く偶然に、特に意識もしていないのに
たまたまなんとなくチャンネルが合ってしまい、結果的にかなりの高確率で毎週見てしまっている
・・・そんな、不思議な縁のようなものを感じる番組がある。


それは、かつては『オーラの泉』(深夜放映のときの)だった。
そして今は『The Dead Zone(デッド・ゾーン)』だ。


事故がきっかけで得てしまった、不思議な力。
対象に触れると、その人物や物の過去や未来が具体的な映像として見えてしまうサイキック能力。

このドラマを観ていると、すごく胸が苦しくなる。
表面的に観てしまうと、その特殊な力を中心に引き起こされる小さな事件と、それが結果的に丸く収まってまずはめでたし的な印象のストーリーだけれど、それぞれの状況で描かれる登場人物たちの様々な表情があまりにもリアルで痛々しくって切なくて、ついどっぷりと感情移入してしまうからだ。


現在大きな苦しみを抱えてしまっていると、ついつい過去を振り返って“もしあの時・・・でなかったら・・・”と悔やむことが少なくない。
経験は人生の糧だと、どんな辛くて苦しい体験も全ては自分のためだと、頭で理解はしていても、いざその場になると、そのことに関わる記憶を全て消してしまえたら・・・と、時に願ってしまう。

あるいは、
もしも、前以て分かっていたら・・・と。


でも、このドラマが齎す辛さは少し違うのだ。
それは、知ってしまった(知らされる)が故の苦しみ、見えてしまう不幸、分かっていても敢えて受け容れざるを得ない現実の辛さを、主人公と共に味わう点にある。


知らなかったからこそ、救われる。
分からなかったからこそ、屈託ない心で全力で先に進むことができる。
そんな、本当はとても恵まれているかもしれない今の自分の状況を再認識したりしながら。



経験したからこそ得ることができた大切な記憶。

苦しみの最中ではついつい忘れてしまっている、その苦しみと背中合わせに味わっていた、所々にちりばめられた宝石のような幸福の瞬間。至福の時間を。

悲しさばかりではなかったはず。
苦しみだけではなかったはず。


・・・うん。
やっぱり、不思議な縁かもしれない。

この番組を見たのは、今日が久しぶりだった。
何かしら心に抱えているときに、偶然見てしまっているのかも。
この不思議なドラマに形を変えて届く、私へのメッセージなのかもしれないな・・・。

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眠れない夜に

2009-02-17 07:48:55 | 私見・雑感

普段は棚上げにして、見ない事にしている問題。

寝そびれてしまった夜に、それが急にヒョイと浮かび上がってきて。

そのまま思考のスパイラルへ…

ほとんど一睡もできずに迎えた朝。

でも何故か気持ちはスッキリ。

別に答えが出たわけじゃないのにね。

悩むのも生きてる証。

もがきながらも、私は私。
らしく今日も頑張りま~す!

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