葉上照澄大阿闍梨の足跡を辿って聖地エルサレムにて平和を祈る旅に参加して、まず私たちが面会したのは、イスラム法学博士のモハメド・アブ・オベイト師でした。ナザレの近くのナウラという村の自宅を訪問し、その後はイスラム寺院を見学し、ラマダンの祈りに加わり、夕食を共にしました。日程二日目の6月11日のことです。
イスラエルの人口は854万7千人で、面積は四国と同じくらいの2.2万平方キロメートル。イスラエルの人口のうちの74.90パーセントがユダヤ人、アラブ人が20.70パーセント、その他が4・40パーセント。ユダヤ人のほとんどはユダヤ教ですが、アラブ人もいることから、イスラム教徒が17・4パーセントもいます。
この日は当初の予定が変更となり、イスラム法学者と意見を交換することになりましたが、終始和やかな雰囲気のなかで会話が弾みました。今回の旅行の代表である横山照恭護心院住職(延暦寺一山)とモハメド・アブ・オベイト氏は、旧知の友のように語り合いましたが、私どもにも気軽に話しかけて下さり、有意義な一時を過ごしました。
とくに印象に残ったのは豪華な絨毯です。かつて私がカスピ海に面したイランのパーストに滞在したときにも圧倒されましたが、イスラエルの地で、イスラムの文化に触れるとは思ってもいませんでした。
上の写真 モハメド・アブ・オベイト師を囲んでの記念撮影
下の写真 私たち一行も一緒に祈りを捧げたモスク
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