目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

京都観光1日目~銀閣・哲学の道・真如堂

2017-12-02 | まち歩き

2017年11月3日(金・祝) 晴れ

行程 京都駅(昼食)--銀閣寺--哲学の道--真如堂--京都駅(荷物ピックアップ)--花喜屋(チェックイン)--祇園琢磨(夕食)--花喜屋(泊)

会社の1ヵ月に及ぶ京都研修も11月2日で無事終了し、肩の荷がようやく下りた。一夜明けて、帰り支度だ。結局使うことのなかった山道具をザックに、衣類や本などの荷物をかばんにそれぞれ詰め、東京に送り出すべくセブンイレブンに持っていった。

寝心地の悪かったベッドともどもドーミーともお別れ。忘れ物がないか部屋を見渡し、カギをかけて、1Fロビーへ。余ったティッシュ4箱を管理人さんにどうぞお使いくださいと渡し、いよいよ出発となる。山の神が10:41着の新幹線で京都にやってくる。地下鉄に乗り、京都駅に急いだ。3連休の初日とあって、観光客でごった返す京都駅構内に着いた。

待ち合わせは、中央口改札にした。目の前に近鉄の乗り場があるからわかりやすいだろうと思ったのだが、人が多すぎて、近鉄の文字なんてまったく目に入らない。こんな状況でだいじょうぶかと危惧していたものの、なんのことはない、すぐに山の神の姿を発見し合流できた。あとはコインロッカーに荷物を入れれば、観光に出発できる。しかし比較的空いているはずの地下鉄側のロッカーに急ぐも、もう手遅れだった。結局駅の手荷物預かり所に行き、さんざん待たされて荷物を預けることになった。


修学旅行以来(?)の銀閣寺

バスチケットを買うと、もうけっこういい時間になっていて、お昼をポルタ(地下街)で食べていこうとなった。たしか2年前に来たときもそうだったかもなといいながら、2年前と同じように中華屋さんに入った。デジャビュ。

市バスで移動し、銀閣寺を訪れる。定番の観光地で予想通りの人出だった。お庭の回遊路を巡って、ビュースポットなのか人が溜まっているところでパチリと撮影した(上の写真)。京都に来ましてんという写真になった。

 
2点とも:哲学の道

銀閣寺付近から発している、山の神念願の哲学の道を少し歩く。西田幾多郎先生が思索しながら歩いたのはもう遠い昔。いまや観光客がそぞろ歩くたんなる喧騒の道で、思索するには不向きなことはいうまでもない。疎水沿いをしばらく歩くと、ちょうど休みたくなるいい場所にカフェがあって、自ずと吸い込まれる。テラス席でコーヒーを1杯。ふところの傷む観光地価格に鼻白みながらも、落ち着くなあと、ゆるゆると過ごした。

 

 真如堂の三重塔

哲学の道から足を延ばして、真如堂へ向かった。会社の生粋の京都人同僚から、
「銀閣寺へ行くんやったら、真如堂もお奨めです。ホンマにいいです。銀閣寺のすぐ近くです」と京都アクセントでいわれた。

実際予定になかった真如堂に行ってみると、すばらしくよかった。境内に足を踏み入れると、樹高のある並木道が続いていて、それが始まりかけた紅葉で色とりどりの様相を見せ、いい雰囲気を醸している。そんな庭を歩き、本堂に上がってお参り。本堂からは、まるで異空間につながっているかのような渡り廊下があって書院へ行ける。書院は襖絵はもちろんのこと、目の前に広がる涅槃の庭がすばらしかった。釈迦の涅槃図をモチーフにしているのだが、遠くに望む東山(ひがしやま)の峰々を借景にしているのが心憎い。

 
左:三井家の菩提寺、真如堂本堂 右:赤く染まったもみじ。今年は紅葉が1週間早いという

真如堂を後にし、そのまま歩いて白川通りへ。観光客でごった返すバスに揺られて京都駅に戻った。荷物をピックアップして、山の神がネットで見つけたゲストハウス、花喜屋へ向かう。東山五条のバス停で降り、五条坂をしばらく上がり目指す宿を発見した。元気のいい女将からひと通りの宿のルールのレクチャーを受け、カギを渡される。施錠、解錠には、暗唱番号を押して、右に回す、左に回すという説明を受けて、頭がクラクラしながらも、必死に覚える。

 
2点とも:花喜屋

荷を解き、ごろんと横になって休憩した後、やおら起き出して山の神と祇園へ繰り出した。一度訪れたことのある会席料理の琢磨の再訪だ。花見小路を上がり、2筋目を西へ入っていく。どこだっけ、ないな、もう大和大路になっちゃうなと言っていると、あった(冒頭の写真)。おお、ここだと見覚えのある小路を奥へ奥へと進む。カウンター席につき厨房を見渡すと、以前いた年配の方がいなくなっていた。一抹のさびしさを感じながら、若い料理人のつくった一品一品を味わった。和食のお供はやはり日本酒。地元京都の酒にしようと、メニューをみると、有名どころの佐々木蔵之介氏の生家、佐々木酒造や、松本酒造の銘柄がずらりと並んでいる。その中から松本酒造の「純米吟醸 桃の滴」を選んで、うまいねと山の神としこたま飲んでしまった。2日後、京都駅で「桃の滴」を自家用に買った。

2日目貴船・鞍馬・圓光寺へつづく

コメント
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