目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

木曽駒・宝剣岳・三ノ沢岳Part2~三ノ沢岳へ

2017-08-07 | 山行~中央アルプスと御嶽山・白山

三ノ沢岳 標高 2847m 長野県

2008年8月3日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 木曽駒頂上山荘テント場4:58--中岳--5:20宝剣山荘--6:00剣ヶ池(朝食)6:30--千畳敷ホテル(買出し&荷物一部デポ)7:00--7:35三ノ沢岳・宝剣岳分岐7:40--8:24休憩8:29--9:00三ノ沢岳山頂9:13--10:00休憩10:10--11:08千畳敷

4:10起床。バタバタと山の神とテント撤収し、木曽駒頂上山荘テント場でご来光を待つ。東の空が赤らんできて、カメラを持った登山者が続々と集まってきた。雲海の向こうに南アルプスの峰々、そして一条の光が差すと、歓声やら、ため息やら、シャッター音やらで、この時、この場にいてよかったと皆胸中は同じだ。最高の景色!


木曽駒頂上山荘テント場にてご来光

テント場を4:58出発した。すぐにちょっとしたピーク、中岳に至る。ここで、しばし山の神はお化粧タイム、私は撮影タイムとなった。


はるかかなたに富士山のシルエット

 
左:南アルプスの上に大きな太陽 右:モルゲンロートに染まる宝剣岳と宝剣山荘

 
左:中岳でお化粧する山の神 右:御嶽山がむっくりと顔をもたげている

中岳を下り、宝剣山荘を5:20に通過。昨日ふうふう言いながら登った八丁坂をなんなく下り、6:00剣ヶ池のところで朝食にした。千畳敷ホテルに泊まった人だろうか、散策している人がちらほらいて、のどかな朝の風景。

 
左:チシマギキョウ 右:山紫水明、剣ヶ池

朝食後は、千畳敷ホテルに寄り、ペットボトルのお茶や缶コーヒーを買う。さらには荷物を減らそうと、サブザックにテントやシュラフなどを詰め込んでコインロッカーに入れようとするが、小さくて入らず、フロントに預かってもらうことにした(当時300円/個)。

7:00ホテルを出発。まずは極楽平に向けてガシガシ登る。

 
左:宝剣岳分岐、三ノ沢岳を望む 右:同分岐。なかなかのビューポイント

極楽平で稜線に上がり、そこから宝剣岳・三ノ沢岳分岐に出て7:35休憩。目の前に昨日登った宝剣の岩稜が見えている。さっそく先ほどホテルで買ったお茶でのどをうるおす。5分ほど休憩して、山の神と三ノ沢岳への道を下り始めたが、風が強くて難儀する。

 
2点とも:登山者でにぎわう三ノ沢岳山頂にて

8:24ちょっとした小広い場所で休憩し、後は一気に山頂へ。9:00三ノ沢岳山頂に到着した。展望は良好だけれども、団体がにぎやかすぎる。あまりの大人数だから、先に下られてしまうと、のろのろ歩きを強いられそうだ。なんとしてもこの団体より先に出発しなければと、横目で団体の動きをチェックしながら、くつろいでいた。

 
左:ミヤマキンポウゲとハクサンイチゲ 右:チングルマの群落

すんでのところで団体より先に山頂を後にする。帰路は余裕でお花見だ。ミヤマキンポウゲ、ハクサンイチゲは至るところで咲いていて、チングルマの群落も発見する。10:00頃途中のピークで山の神と休憩していると、植物調査だという2名と出会う。これだけ咲いていれば、調査のしがいもあるというものだ。その後稜線上では風が強いこともあり、山の神と私はスピードアップして歩き、結果ノンストップで千畳敷まで下ることになった(11:08)。

千畳敷では、山の神とのどが渇いたと、梅ジュースで一息ついていた。ところがなんと、その間にロープウェイには長い列ができていた。さっさと下ればよかったと臍をかむ。11:55ようやく乗り込んで、次にバス。車のある黒川平には12:45に到着した。そこから早太郎温泉、村営こまゆき荘に移動し、立ち寄り湯(当時500円/人)に浸かる。人が少なくてゆっくりくつろげた。ソースカツ丼を食べて、14:00過ぎ中央道に上がった。お決まりの渋滞にはまったものの、自宅には18:15頃到着。長~い1日だった。

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