目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

印象薄い百名山、荒島岳

2012-06-10 | 山行~中央アルプスと御嶽山・白山

別名 大野富士 標高 1523.5m 福井県

2002年5月5日(日) 曇りときどき晴れ 

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:15勝原(かどはら)スキー場登山口8:30--9:10リフト最高点9:15--10:00ブナ林10:10--10:35シャクナゲ平10:45--11:35荒島岳山頂(昼食)12:30--13:25シャクナゲ平13:35--14:25ブナ林14:35--15:30登山口

10年前のGW山行である。深田久弥の百名山でもっとも地味な山、荒島岳を目指した。私にとっても非常に印象の薄い山である。自分で書いていた山行記録を読み返し、写真を見て、おぼろげながら思い出してきた。

6:30頃起床。扇屋の7:00の朝食をかきこんで7:45に出発した。途中昼飯をファミマで買出しし、登山口である勝原スキー場(2010年春をもって廃業)には、8:15に到着した。昨日の雨模様から天候は回復基調で、駐車場にはすでにだいぶ車が停められている。

8:30駐車場を後にする。歩き始めて早々にガスがたちこめてきて、先が危ぶまれる。途中横目にヨモギとり(?)の年配のご夫婦を見ながら、スキー場のなかの急登を延々と行く。日は照りつけていないが、かなり暑い。汗をかきかき、やがてリフトの最高点に着いた。その頃にはだいぶガスははれて、下のほうを見渡せるようになる。山の神とここで腰を下ろし水分補給だ。おばさん2人が日陰の涼しげな場所で先にくつろいでいた。

004p5051033 新緑のブナ林を抜けていく

スキー場を離れ、高度をかせいでいくと、新緑のブナ林がさわやかな装いで続いている。この山の最大の魅力はこれかね。ブナ林で1度休憩をはさみ、シャクナゲ平には10:35到着。いつの間にかまたガスってきていて、視界は非常に悪い。

 

05p5051034 006p5051036 005p5051035
3点とも:荒島岳山頂

シャクナゲ平から、等高線の詰まった、もちが壁を越え、ちょっとしたアップダウンを進むと、たちまち山頂だ。荒島岳山頂には11:35に到着した。上空に少しだけ青空がのぞいているが、曇り基調で、ガスが山頂にも上ってきている。ガスがなければ、白山がよく見えるはずなのだが。この山の印象が薄いのは、この山頂ビューがなかったせいもあるかもしれない。晴れていれば360度の大展望を楽しめるという。

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左:稜線には雪がまだ残っていた 右:下界はガスでかすんでいた

スキー場の上りでは、暑くてだいぶ汗をかいていたのだが、山頂は寒かった。稜線の残雪をなめてくる風が冷たいのだ。フリースを着こんでの昼食となった。

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左:ブナの美林 右:晴れ間が出てきたブナ林でポーズをとる山の神

山頂は登山者であふれかえり、非常ににぎやかだったが、12:30下山しはじめると、瞬く間に静寂が訪れる。

13:25シャクナゲ平に戻る。上りのときはガスっていて、何げなしに通過してしまっていたのだが、シャクナゲ平なのだから、シャクナゲの群生地だろうし、花の一輪くらい咲いているだろうと辺りを探し回る。あった! ホントに一輪しか咲いていない。偶然の出合いに満足していると、今度はカタクリの花を発見。意外に今日はラッキーなのかと山の神に問うと、きれいに晴れていればねえと。道は昨日の雨のせいで終始ぬかるんでいて歩きにくかった。

15:30駐車場にたどりついた。

取立山につづく
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