筑波山 男体山 標高860m 女体山 875.9m 茨城県
2004年3月21日(日) 晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム 10:00市営第4駐車場10:10--(筑波神社)--11:12中ノ茶屋跡--11:55御幸ヶ原(昼食)12:55--13:05男体山山頂13:15--(御幸ヶ原、ガマ石)--13:45女体山山頂13:55--15:25下山(お土産屋めぐり)--15:55駐車場
筑波山は子供の頃、家族で行った思い出がある。ガマ石の口に石を投げ入れると、いいことがあるといわれていて、兄弟で競って投げ入れたっけ。大人になって、行ってみると、こんなに小さいガマだったかと。人はナリが大きくなれば、欲深さも大きくなるもんで、山の神ともども、また石をいくつも投げ入れたわけだ。ちっぽけなガマさん、ごめんな。
それはさておき、山行記録に移ろう。
常磐道、土浦北ICで下り、国道125号を移動して麓の市営駐車場まで約25Km。10:00にトイレつきの無料駐車場に到着した。数台しかとまっていない。
まずは目を引く大鳥居を通り抜けていく。ほどなくして筑波山神社の拝殿だ。参拝していると、結婚式をやっていた。日本人と外国人のカップル。国際結婚なのに、神前というのは変わっているなと思ったが、そういや会社の女子がイギリス人と結婚して、やはり神前結婚式をやっていたなと思い出した。
筑波山神社の境内を抜けると、「是より男體山」という立派な男体山への道しるべが出てくる。ケーブルカーの横に付けられている登山道を登っていく。登り始めてすぐに、ケーブルカーがわれわれをいとも簡単に追い抜いていった。
11:12中ノ茶屋跡で10分ほど休憩する。
先ほどから、昨日降った雪が樹上からしきりに融け落ちてきて、首筋に入ったり、頭に降り注いだりして、山の神が、ああ、冷た!ああ、冷た!と叫び、不平を漏らす。水滴攻撃を受け続け、うす暗い樹林帯を進むと、「男女川(みなのがわ)の水源」の看板が現れる。ここには、見落としそうになる「役の行者の窟」の碑もある。すでに岩や石で埋まってしまったのか、それらしき窟はない。役の行者は弘法大使と同様、いろいろなところに足跡を残していたり、言い伝えが残されていたりするが、筑波山に滞在したという信憑性はどうなんだろう。
そばに休憩用ベンチが設置されていて、小枝をうまく駆使したアーティスティックな雪だるまがあった。面白いので1枚パチリと。山の神がかたわらで小枝を拾い、雪だるまに味付けを施していた。
11:55御幸ヶ原に到着。お店はシーズンオフのせいか閉まっていた。あたり一帯、昨日の雪が融けて足場は悪い。ぬかるみを避けて茶店横のベンチで昼飯にする。
御幸ヶ原から男体山は指呼の間だ。観光客も大勢いる。こちらも、ぬかるんでいる箇所が多く、歩きずらい。昨日降った雪もまだ多く残っている。13:05男体山山頂に到着。神主さんがいて、御札を販売していた。
男体山から御幸ヶ原へいったん下り、そこから女体山へ。足場はこちら側も悪く、雪ですべる。岩場の女体山山頂には13:45到着。男体山よりも見晴らしはいい。でもちょっとガスが多くて白っぽい景色だ。この山は、ケーブルカーとロープウェイを使えるから、観光客が軽装で上がってくる。よくもまあ、雪道をその靴で、という方が大勢いる。
13:55下山開始。もと来た道をたどる。15:25筑波山神社の門前町へ戻る。山の神が嬉々としてお土産屋さん巡りに興じる。別に珍しいものはないと思うのだが。15:55駐車場に戻った。