目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

利尻・礼文Part1~大ポン山・小ポン山

2012-07-14 | 山行~北海道

001p7052006_2 大ポン山 標高 444m 小ポン山 413m 北海道 利尻島

2004年7月5日(月) 晴れのちうすぐもり

メンバー 山の神と私

コースタイム 11:00頃利尻北麓野営場(昼食)12:20--12:50大ポン山13:10--13:30小ポン山13:50--14:25野営場

6:20頃に起床。ホテル(稚内)の部屋の備え付けポットで湯を沸かしてスープをつくり、昨日近所のコンビニで買っておいたパンとともに朝食。7:25ホテルをチェックアウトし、フェリー乗り場へ歩いていく。乗り場には人影が少なく山の神と怪しんでいると、皆もう乗船しているではないか。2等船室は、すでに乗客でごった返していた。7:50稚内港を出航する。船室から舷側に出ていくと、ほどなくして洋上に利尻島が見え始めた。そのうちウミネコがミャーミャーいいながら、何か欲しそうにフェリーに並行して飛んできて、ときおり乗客から手が届きそうなところまで近づいてくる。お菓子をやる人がいるのだ。いつまでもフェリーに付き従って飛んでいた。

9:30利尻島の鴛泊(おしどまり)港に到着(東日本海フェリー¥1,880)。鴛泊港から、利尻北麓野営場を目指して歩き始める。充分歩いていける距離なのだ!?  途中スーパーかコンビニで買出しをするつもりでいたが、時間が早すぎて、まだどこの店も開いていない。しかたなく、きょろきょろしながら、しばらく歩いていくと、ちょうどスーパーが一軒店を開けたところに出くわした。われわれが乗っていたフェリーで、売る商品が届いたようだった。

パンを買おうと物色していると、店のおじさんが来て、おもむろにいった。「何にもないだろ!これが島の生活というもんだ」。ん~、なぜこんなに自虐的なんだろう。これっぽっちもそんなことは思いもしなかったのに。ちょっと嫌な気分になって、野営場への上り坂を歩き始めた。途中の空き地には、黒い紋様のある空き地かと思うくらい、カラスがたくさんいて不気味だった。

 

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左:稚内港に停泊中のフェリー 右:野営場のキャビン。三角屋根がかわいらしい

野営場に着くと、ここにもカラスが。こちらはかなり図々しい。スーパーで購入したパンを置いたとたん、もうそこへ舞い降りてきて、つついたり、くちばしに咥えて奪おうとする。イタリアのスリみたいなもので、油断しているとすぐさまやられてしまう。その後は、くぐもった不気味な声でしきりと鳴いて、かなりうるさかった。食べ物を執拗にねらうので、山の神ともどもハンターになりたいくらいだった。

さて、野営場でのお泊り場所は、管理人と話をして、三角屋根のイカしたキャビンにした(右上)。いくらで泊まったのかはもう定かでないが、相当安かった記憶がある。¥3,000くらいだったのかなあ。今は¥5,000のようだが。

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左:大ポン山・小ポン山分岐 右:大ポン山から野営場を見下ろす

持ってきたバターロールやシチュー、バナナで、昼食を終える。12:20野営場から散策に出発する。目の前の道からサクサク上っていくと、30分ほどで小高い大ポン山に着いた。山頂は比較的広く、見晴らしがいい。前方には平べったく見える礼文島、背後には雄々しい利尻山を一望できる。山頂は人っ子一人おらず、寂しいかぎりで、しかも、しだいにガスがたちこめてきた。

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左:ぺっちゃんこに見える礼文島 右:中央の小山がベシ岬

13:10頃大ポン山を出て、分岐へ戻り、今度は小ポン山へ。こちらはこぢんまりとした山頂だ。ベンチが2つ置かれていたが、残念なことに1つは崩壊していた。大ポン山に比べ、展望は乏しく、申し訳程度にベシ岬が見えるのみだ。鴛泊港はベシ岬の向かって右側にある。

13:50小ポン山山頂を後にし、野営場には14:25に下ってきた。ちょうど利尻山から下山してきた面々がいて、今日は晴れて最高だったとうらやましいことをツツ述べていく。天気は明日から下り坂なんだよねえ。どうにか、もってくれないだろうか。

002p7052015 明日登る利尻山

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