大川入山 標高 1907.7m 横岳 1574m 長野県
2006年8月5日(土) 晴れのち雨 →
メンバー 山の神と私
コースタイム 9:03治部坂観光センター前駐車場9:25--9:36大川入山登山口--10:25横岳ベンチ10:35--11:20鞍部11:32--12:20大川入山山頂(昼食)13:00--13:56休憩14:07--14:27横岳ベンチ14:34--15:30駐車場
10年前恵那山に行こうと、山の神と計画を立てた。移動した初日は、軽く大川入山を登って足ならし。テント泊して翌日早朝から恵那山と決めたのだが、足ならしのはずの大川入山は、すさまじい暑さで消耗するばかりだった。2000メートルくらいあれば、下界より12度は低いはずと、踏んだのだが、2000メートルに近いのは山頂付近だけで、途中はもっと低いわけだからね。
さて、8月5日の朝は山の神とともに4:30に自宅を出発した。ガソリンを満タンにし、コンビニで朝食の買出しをし、中央道に上がった。諏訪湖SAまで休憩をとらずに進んで、そこで朝食にありつく。高速を下りたのは8:05頃で、再び食糧調達のためにコンビニに入った。そこから登山口のある治部坂高原を目指したのだが、当時はカーナビがなかったのと、地図のチェックをきちんとしていなかったこともあり、道に迷って行きつ戻りつをしていた。
左:治部坂観光センター 右:観光センターから10分ほどで大川入山登山口
153号(三州街道)に入り、まっすぐ治部坂高原へ。いったん登山口あたりまで車で行ってみるが、停めるところがなく、9:03治部坂観光センターに戻って車を置くことにした。気温は、すでに25℃もあって、猛暑の予感。9:25身支度をして、山の神と出発した。
左:横岳のベンチでさっそく休憩する山の神 右:灼熱の道へ
横岳には10:25到着。ポツンと置かれたベンチで休憩する。とにかく暑いが、まだ日影なのでましだ。ここからは、樹林帯を抜けてしまい、照りつける日差しを避けようもない。少し行くと、小学生の女の子とお父さんの2人連れがいた。声をかけると、娘がバテてしまったので、引き返すところだという。たしかに子どもには酷過ぎる暑さだ。熱中症注意!
左:時折風が抜けると、涼しい道になる 右:大川入山山頂
やがて樹林帯に入り、少し暑さも落ち着く。さらに空が雲で覆われ始め、日差しを遮ってくれるのはありがたい。その後鞍部での休憩をはさみ、一気に急登を進んで山頂を目指した。
山の神と私は、まるでシャワーでも浴びたかのような汗のかき方で、ようやく12:20大川入山の山頂に達した。三脚を立て望遠レンズで写真撮影に余念のない方が1人いるだけで、静かな山頂だった。山頂では、腹が減ったなと、コンビニおにぎりと、アジアメンフォーを食べ、13:00には、もう元来た道をたどり始めていた。
笹原の気持ちのいい道
復路も変わらず暑い。夏に来るべき山ではなかったかと反省する。
涼しければ、最高の道なのだが、、、
へばりながらも、前進あるのみ。一歩一歩前に進んでいれば、いずれは、この灼熱地獄から解放される。1時間ほど歩いて休憩をいれ、下山時間も見えてきたころ、今度は雲行きが怪しくなってきた。ゴロゴロと遠雷が聞こえてくる。
雷雨には遭いたくないなと、先を急ぎたいところだったのだが、休憩後わずか20分で、横岳のベンチに倒れるように座り込む山の神。汗をかき過ぎて、バテバテなのだ。ここでも水分補給したのだが、山の神の消耗は激しく、いっきにペースダウン。なかなか先に進めなくなってしまった。
存在感たっぷりの大川入山を望む
あと15分くらいで下山というところで、とうとう空が泣き出した。暑いのに拷問だなといいながら、レインウエアを上下着込んで、最後のひと踏ん張り。駐車場には、15:30に到着した。最初から最後まで消耗戦だった。
本日のお宿は、もみじ平キャンプ場(現在は銀河もみじキャンプ場)だ。その前にこの汗くさい体をさっぱりさせたいと、宿り木の湯(¥500、廃業してしまったようだ)に向かうと、なんとも間が悪いことにちょうど団体が到着して、大賑わいになってしまった。風呂は後回しにして、先にテント設営をしようと、キャンプ場に車を走らせた。料金は2人で¥2,400。キャンプ場用のスノーピークのテントを山の神と張り、17:00頃再び、宿り木の湯へ向かった。今度は団体はいない。無事入浴し汗を流した。ついでに施設内の食堂で、ざるうどんとジャガ味噌を食べ、細胞が生き返ってくる。テント場に戻って、今度はビールだ。つまみに枝豆を用意し、持参した缶ビールで山の神とお疲れさん会の開催となった。
さあ、明日は恵那山。