六義園(リクギエン)の後は、JR南北線で→飯田橋へ 徒歩7.8分小石川後楽園へ
公園のまわりは、後楽園らしく東京ドームや高層ビルがとり囲んでいる。
昨日までストーブにあたって、寒々しい早春を送っていたのがまるで嘘の様な、しだれ桜満開の
庭園。自然の動きは静かに確かに春になっている。
【小石川後楽園】都・庭園
江戸時代初期(1629年)に水戸徳川家の祖である頼房が、江戸の中屋敷(後に上屋敷となる)の
庭として造ったもので、二代藩主の光圀の代に完成した庭園。
光圀は作庭に際し、中国の教えを取り入れた。
「天下の楽しみに後れて楽しむ」から「後楽園」と名付けられた。
庭園は池を中心にした「回遊式泉水庭園」になっており、随所に中国の名所の名前をつけた景観を配し、中国趣味豊かなものになっている。
本庭園の特徴として各地の景勝を模した湖・山・川・田園などの景観が巧みに表現されている。
この地は小石川台地の先端にあり、神田上水の分流を引入れ築庭された。
光圀の儒学思想の下に築園されており、明るく開放的な六義園と好対照をなしている。
後楽園は昭和27年3月、文化財保護法によって特別史跡及び特別名勝に指定された。
特別史跡と特別名勝の二重指定を受けているのは、都立庭園では浜離宮とここの二つだけ。
全国でも京都市の鹿苑寺(金閣寺)、慈照寺(銀閣寺)、醍醐寺三宝院、奈良・平城京左京三条ニ坊宮跡、広島県・厳島、岩手県・毛越寺庭園、福井県・一乗谷朝倉氏庭園 計9ヶ所だけ。