なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

「決め打ち」PART2

2007-10-20 16:32:53 | Weblog
 決め打ちは初心者か初級者向けみたいなことを言いましたが、私に限って言うならそれは間違いですね。
 例えば白番で相手が中国流できた場合、私が2連星としたら黒5まではいつも同じなわけです。
 別に相手の方と約束したわけではないし、相手も1局ごと変わるわけですが、黒番なら中国流と決めている人と連続して当たればそうなる分けだし、ネットとは言え私と何度か当たった人なら「奴は中国流を苦手にしている」という臭いがしているかも知れません。
 そん訳で、私の序盤の黒5までの形では
① 黒の中国流に白の2連星がかなりの確率で出現します
   マアそれだけと言うことは無いので、その他には
② 黒3連星に白2連星
③ 黒2連星に白2連星で黒5が白の隅に小ケイマかかり
   稀に黒2連星・白2連星、黒5が白の2連星の間を割り打ちでしょうか
ですから短手数ではあるけれど出だしは決め打ちに近い
 マンネリみたいなものでしょうかね
  先日相手が中国流ではなくて小目の向きが違っていたので、思わず「おっ!」と叫びそうでした・・・夜中だからぐっとこらえましたが
 良い悪いは知りませんが何だか新鮮に見えるから不思議です。
  決め打ち的な話で
 対中国流白6の場面でプロ棋士の棋譜をよく見て「何処が良い手」「何処が普通」なのか知識として再学習が必要です
 そしてその後どういう考え方で打つのが良いのかも
  素人ですから当然どこかで必然コースから外れて、素人ロードに迷い込むでしょうが、少なくとも方向だけはしっかりと認識して繰り返しやってみる必要を感じています。
 ですからこれは黒5までの決め打ちコースです

 昼休の職場碁も決め打ち的な要素はあります。
  特に私の打ち方がそうかも知れませんが・・・
 例えば4子、5子以上の多子局などそういう傾向はあるかも知れませんが
  私は4,5子局で白1は隅に小ケイマかかりから始めることが殆ど、稀に4子局で白1天元から始めますが
 ともかく黒さんが受けるか挟んで来るか聞きます、または手抜きもあるかも知れませんが・・・これが白の勝率が良いと言うことではありません。
 私の気持ちとしては、白が毎度同じことをやるわけですから、黒最も自分の打ちやすい手とか、白を楽にさせない手を考えて下さいと言っているのです。
 だから単なるマンネリと受け止められては困る
  もし、黒が上手く打てて白に付け入る隙を与えないとか、白を完膚なきまで痛めつけたのなら、白も手を変えようということです。
 但し白もしつこいから、2度くらいは同じような手順を確かめます。
  勿論前回白が上手く行かなかったと感じる辺りでは別路線を取りますが・・・
 さて2回連続黒大成功なら3度目は白も別な打ち方を考える
  そして3番棒でやられれば3番手直りとなるわけです。
 ということは、毎度同じ様に白が打って、勝ったり負けたりしているということは・・・黒さん勝ったとしても「勝因を認識していない?」
 黒さん大成功の手順ならば、何度でも繰り返せばいいと思うのですが・・・黒から手順を変えたりすることが多い>>これだとなかなか置石が減らないような気がする。
 ともかくこういうところにも「決め打ち」的要素があるような気がします

 昨日の昼休碁
 実はその前日Fさんが「今日から3子」ということで石が減りました。
 3子に減らすだけのことはあって、なかなか力強くなっています。
 白1空き隅星、黒2小ケイマかかり、白3辺の星からハサミ、黒4ハサンダ石に横からツケ、その局はそういう形で展開した・・・20手辺りまで打ったところで不意の来客がありこの後は打たずに、Kさんと膝代りでしたが
 どうもこの進行は白が面白くない!
  白が危ないということではないが、余り局面に変化の余地が無いので多分こういう対戦は最後まで打っても10目くらい足りないような碁になる予感がします。
  それでその日の午後、そして家に帰ってからその碁を思い浮かべてどうしたものか考えた・・・(休むに如かずですが=ぐっすり寝ましたから)
 そしてその次ぎの昼休碁、再度その形に挑戦(白のほうが挑戦気分ですぞ!=黒さんこういうのに気がついて居ないかも知れませんが)
 途中まで全く同じ(数手ですが9
 黒3子の置き碁、白1空き隅星、黒2小ケイマかかり、白辺の星からハサミ、黒挟んだ白石の横にツケ=ここまで前日と同じです。
 今日は白ツケにはハネ:1日考えたけれど白ハネないと形に成らない気がする
 本来なら黒さんここはいろいろありそう・・・
 ハネ返すとか切り違えるとか、一番おとなしいのかジックリなのか黒引き
  白も3線にノビ(これはハネたところを継ぐものなのか・・・でも伸びれば必ず黒が切ってくるでしょうから・・・)
 黒断点切り>ここから戦いというか競り合いが始まった。
  白から手を作るのは隙が出やすいけれど、黒から動いてもらうと自然に展開できそうな気がして、それも注文の一つですね(間違っているかも?)
 ともかく「決め打ち」的な打ち方をしました。
 この次同じ手を白が打ったら黒は何処で変化をしてくるのか楽しみです。
  そうですね、これを楽しみと思うか、相変わらずのマンネリと見るか人それぞれかも知れません。