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いや、ブームと言うことではなくて定着しているから目立たなくなっているだけかも知れません。
人は誰でも自分の生きてきた証みたいなものが欲しくなるかも知れません
銅像とか石像を立ててもらえなくても、何を考えどんなことをしたのか記録だけでも残しておきたいとか・・・
私もそういう山っ気が全くないわけではないにしても、マイ出版にしたってタダではないわけだし、本にしたって本屋で売れるはずがない。
となると製本した新本をダンボールに入れて部屋に積んでおくわけにもいかず、大枚をはたいたモノをいきなりトイレットペーパーと交換では切ない。
さりとて知り合いに配るなどしたら、その後出会った時にどんな顔をしていいのやら・・・
「本」の影も形もないのに想像して身もだえしております
落語「湯屋番」の若旦那状態です。
(こういう例えは今では何割の人に通じるでしょうかね)
若い人には(趣味のもよりますが)無理かも知れません
自分の娘・息子の世代でも厳しそうですが、子供たちに事細かな説明をしていると説明している方が疲れてしまいそうで、徒労に終わりそうな努力は省いてしまうので、親子であっても世代間格差は広がるような気がします。
さて「本」に戻って、よしんば配ることが出来たとして、読む人は十人に一人か二人でしょうね。
私の経験でも、引退した経営者とか永年勤続記念みたいな本は「積読」なら良い方で、戴くのも正直ありがた迷惑みたいな物がある(実は殆ど)
受け取りを拒否したら角が立つでしょうし。
そんなわけで「ソノ気」がないわけではないにしても、経済的な厳然たる理由があって無理なわけです
もしも、もしも万に一つ実現したとしたら,題は「暇人伝」がピッタリでしょうね・・・題というより「お題」かもしれない
私、小さな頃から「あくせくしない生き方をしよう」と心に決めたようなところがある。
心の中ではかなり小さなことにでも、波立つことはあるのですが、まあ表に出る行動としては例えば乗り物に乗る時決して人を押しのけないないとか、実生活ではたいしたことはないにせよスローを心がけています。
タイタニックみたいなことでは、自分はデッキで救命ボートを見送る側にいたいと思ったのですが、これは実際にそういうことに出会っていないので、真実は分かりません。
まあ比較的ゆっくり話すし、強硬な自己主張はしない(出来ない)から、「いいところのボン」みたいに勘違いしてくれる人は居たかも知れませんが、本当はただスローライブなだけで、暇があったら碁を打っているとか、本を読んで居るだけの人種
私からいうと、碁と読書が忙しいからほかの事をやっている暇がないのですが
若い頃は経済の急成長時代で仕事でも猛烈社員が要求されましたが、ノルマはキチンとこなすものの遅くまで残業とかは決してしない社員でした。
一つの課を任されていた時代も、先頭に立って帰っていたから影では相当・・・
出世とか何割かの収入増と引き換えに猛烈に働くことは拒否していたし、さりとて周囲とトラブルのも嫌なので周りの人の見る目に気がつかない振り
自分の興味のないことには極端に鈍感何です
何といっても夕方、帰路碁会所によるのが日課でしたし
素人のザルがソコまでのめりこんで何になる?或いはそんなに本を読んで何かの役に立っていますか?
多分そう聞く人は居るでしょうね
実際、碁を打ってそういう方面での知己も増えたましたが、そういうことと収入、社会的な地位は関係ありませんし、そういう目的など関係ない。
本にしたって、「読書」を労働に多とたらそれに見合うような見返りはありません。
もしこういうことに「やくたいもない」(これは方言だろうか?)と感じる人は暇人のことが分かっていないのです
「そのこと自体」が楽しいからやるので、見返りなど考えていない。
世の中とか、自分とその家族の生活に何の役にも立たないことに夢中な人間
こういう人を世の中では「暇人」と呼ぶのでしょうね
何もせずにただぶらぶらしている人とは限らない・・・(暇を楽しんでいるのなら立派な暇人でしょうが)
(私みたいな)「暇人」は結構忙しいものなんです、自分ではそう思う
他人から見れば何時だって暇な人間が「暇つぶし」をしているように映るらしい
やっていることの優先順位が変わっても誰も困らないのが暇人たる所以か
但し女房殿の言いつけに逆らうのは余程の覚悟が必要ですから、私にそんな根性はない・・・素直に従っていないと「暇人」を続けられなくなると言ういやらしい打算もありますし。
さてソノ程度の「暇人」ですから、わざわざ世の中に足跡を残す必要もないですね。
そういうのを残したところで世の中に意味のない足跡だらけという迷惑な話
娘と息子と、最低限DNAは残したし、「お後がよろしいようで・・・」
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