なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

出来ない理由

2012-04-26 16:36:50 | Weblog
 昔・・・若い頃に私も営業畑で仕事をしている時代がありまして、月末ともなれば「販売目標」を睨みながら仕事をしたものです。
 販売の絶対数+達成率が手当として支給されるのですが、これが給料に占める割合が結構大きいので、小さいとはいえグループのリーダーとしては自分の収入だけでなくチームのメンバーの収入を確保しなくてはならない、、、。
 マア、あの手この手でハードルをクリアーしなくていけないわけで。
  私のモットー?は「凄腕」でなくても良いから、何時も多少の余裕を持ってクリアー、、、陸上のジャンプをイメージして下さい。
 
 当時は営業では研修も多かったですネ。
  印象に残っているものの一つに「出来ない理由を挙げればいくらでも挙げられる」という事があります。
 そうですネ、人を褒めるより貶す方が楽だし速いですから、負のイメージの方が直ぐ頭に浮かぶのです。

 さて今ではリタイア寸前と言うか、両の足の内片っ方はリタイア、もう一方は嘱託と言う形の現役ですが頭の中は仕事の事は職場に居る時だけで、、、頭の中は趣味の事が大半を占めている、、、頭の中が外から見えないのが幸いです。
 その趣味の中の一つ、「野鳥写真」で昔の営業時代の言葉が蘇って来る。
  「上手く撮れない理由はいくらでも挙げられる」「出来ない理由は自分ではどうしようもない事がらが原因」
 
 例えば今日の鳥撮り、、、と言っても仕事の合間の休憩時間での撮影ですが。
  仕事の鞄の中に入れると言う事でカメラはサブ機のサブでレンズは普通のガラスでF値もとりわけ低くない。
   更に今日の天気は曇り時々雨なので、降って居なくても湿気は高いし、空がやや暗いのでシャッタースピードは上がりません。
 仕事の合間ですから当然三脚無しで手持ち撮影。
  、、、という事で満足出来る写真が撮れない。
   もし、他人がこういう趣旨の事を言ったら、私は多分口にはしなくても『無理ならは初めからやらなきゃ良いのに』『無理は承知でしょ』と思うに違いない。


 珍しくは無い、、、何時も居る鳥。カルガモもそうですが、何時も見られる鳥って「当たり前」と言う感じですが、それなりに可愛い。でも奇麗に撮れなくて不満たらたら。

 キンクロの♀もそれなりに可愛いけれど、、、マア今日はこんなものか。

 鳥撮りポイントでは「みんな良いレンズを持っているなァ」と羨ましい限りですが、、、中古で40万円以上するレンズなど欲しくても手が出ない。
 イヤ仮に強行突破購入すれば、、、結果は恐ろしくて想像したくないわけで、、、、だったら今持っている道具で何とかするしかないのが自明の理。

 道具がダメだから結果で遅れを取ってしまう、、、確かにそれは否定できないが何とか補う方法を会得しなくては。
  好きでやっているのだから「出来ない理由」を挙げても仕方がない。
 取り敢えず「何とか克服する」「出来ないものは出来ない」の両方を意識しながら道楽に励む事にしています。


 これは先日アップした火曜日の写真ですが、これは5羽写っているもの。鳥たちが立っている護岸は元写真では斜めになっていますが、傾きを修正して足元を平らにしてみました。自然では無いですが絵としてはこちらの方が良いと思いませんか?
  これが元写真です