昨日は父の通院日で、
10時に福祉タクシーが迎えに来てくれた。
雨の予報だったが、まだ降り出してはいなかった。
このまま降らずにいて欲しい…と、心で願っていたのには、理由があった。
通院している病院の側に、日開谷川が流れている。
その川沿いに桜が植えられていて、
それは約2キロの桜ロードになっている。
4日前に、そこを通った時には、まだ満開では無かったが、
桜のピンクの帯が、目の先にずーと連なり、それは素晴らしい景色だった。
ここ数年、花見などしていない父に、出来れば見せてあげたかった。
父の足のことを考え、お天気が良ければ、帰りに、桜の側まで行けられたらイイと、
思っていた。
そんな話を、病院まで、送ってくれるヘルパーさんにしたら、
帰りに、川沿いの道を通ってくれると言ってくれた。
有難い。
病院の診察は、整形だけだったので、30分で終わった。
診察が終わった事を電話すると、福祉タクシーが、すぐに迎えに来てくれ、
そのまま、いつもとは逆の方向に、川沿いの桜の下を走ってくれた。
もう1番綺麗な満開は過ぎ、花を散らし、青葉が顔を出し始めていた。
河原の菜の花の鮮やかな黄色が、今にも降りそうなグレーの空気の中に浮き上がって見え、
淡い桜とのコントラストが素晴らしかった。
外に出れば、優しい水の音が聞こえそうだ。
車の窓に額をつけ、外を見入る父の為に、
車は、ゆっくりと走ってくれる。
車は、若宮神社の側まで、回ってくれた。
1週間経つと、芝桜が2倍くらい花を咲かせていた。
どれもこれも、それを世話してくれる人が有ってこその美しさだと、痛感する。
ほんの数分の花見だったが、
父にとっては、久しぶりの花見だった。
父の喜びと、それを叶えてあげられた幸せと、
ヘルパーさんの優しさが嬉しくて…。
目頭を、隠れて拭いた。
10時に福祉タクシーが迎えに来てくれた。
雨の予報だったが、まだ降り出してはいなかった。
このまま降らずにいて欲しい…と、心で願っていたのには、理由があった。
通院している病院の側に、日開谷川が流れている。
その川沿いに桜が植えられていて、
それは約2キロの桜ロードになっている。
4日前に、そこを通った時には、まだ満開では無かったが、
桜のピンクの帯が、目の先にずーと連なり、それは素晴らしい景色だった。
ここ数年、花見などしていない父に、出来れば見せてあげたかった。
父の足のことを考え、お天気が良ければ、帰りに、桜の側まで行けられたらイイと、
思っていた。
そんな話を、病院まで、送ってくれるヘルパーさんにしたら、
帰りに、川沿いの道を通ってくれると言ってくれた。
有難い。
病院の診察は、整形だけだったので、30分で終わった。
診察が終わった事を電話すると、福祉タクシーが、すぐに迎えに来てくれ、
そのまま、いつもとは逆の方向に、川沿いの桜の下を走ってくれた。
もう1番綺麗な満開は過ぎ、花を散らし、青葉が顔を出し始めていた。
河原の菜の花の鮮やかな黄色が、今にも降りそうなグレーの空気の中に浮き上がって見え、
淡い桜とのコントラストが素晴らしかった。
外に出れば、優しい水の音が聞こえそうだ。
車の窓に額をつけ、外を見入る父の為に、
車は、ゆっくりと走ってくれる。
車は、若宮神社の側まで、回ってくれた。
1週間経つと、芝桜が2倍くらい花を咲かせていた。
どれもこれも、それを世話してくれる人が有ってこその美しさだと、痛感する。
ほんの数分の花見だったが、
父にとっては、久しぶりの花見だった。
父の喜びと、それを叶えてあげられた幸せと、
ヘルパーさんの優しさが嬉しくて…。
目頭を、隠れて拭いた。