きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

やっと実現、父と花見

2016-04-02 14:44:27 | 田舎日記
朝、Mちゃんから「お天気もいいし、車で連れて行ってあげるから、おとうさん、花見に行かへんで?」
と、電話をくれた。

「歳を取ったら、どこも行きたくないんや!」という父を、
「今日は暖かいし、桜も満開だから、行ったら楽しいよ!」と、
小さな子を諭すように、着替えを手伝い、出かける準備をした。

約束していた12時に、迎えに来てくれたMちゃんの車に乗せてもらうと、
さっき迄の事はなかったように、機嫌が良い。
お父さん、いつも外面は良いのだから‼︎

吉野川の支流、日開谷川沿いの1、5kmの桜街道には、
約400本近い桜が、
まさに満開を迎えていた。

車を停めてもらい、しばらく桜の下で休憩。
父は、相当機嫌が良かったのか、1人で桜の下を歩き出した。

やっぱり連れてきて良かった!

次は、若宮神社に。
神社の境内まで、少し急な坂が続くが、
杖を突き、休みながら登って行った。
こちらも桜が満開。


暖かい日差しと、青空と、満開の桜の下で、
買ってきたおにぎりを一緒に食べた。


そよ風に、早い桜は、チラチラと花びらを散らせ始めているのもあった。
桜を見ながら、坂をゆっくり降りて行った。


1時間半の短い花見だったが、父も、満足してくれたようだった。

毎年桜の花が咲く時期になると、
元気なうちに、花見をさせてあげたいと思い続けていたが、
やっと実現できた。

家まで、送ってくれ、
「元気だったら、また来年も花見に行かんでよ!」と、
Mちゃんに声をかけてもらい、
父は嬉しそうに、うなづいていた。



コメント
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