父のショートステイ初体験

今朝、田舎の父は、初めてのショートステイに行った。
4泊5日

1ヶ月前から、父を預ける私達の方が、心配で心配で、
落ち着かない日を送っていた。

持ち物全部に名前を書き、忙しく準備をしながらも、
人付き合いの苦手な父を、知らない人の中に連れて行くのを、
辛く、申し訳なく思っていた。

朝から、妹からのメールが何度も届いた。📩

昨夜も、ショートステイに行くことを話し、納得してくれていたのに、
今朝、荷物を見て、「これは何や？」「どこに行くんや？」と…。
挙げ句の果てには「勝手にいらんことするな」と、怒るらしい。

一人では家には居られないのに、自分では、まだしっかりしているつもりのようだ。

迎えの車に、荷物と一緒に、TVまで積み込んだのも、
自分の部屋でいつもと同じ様に、TVが見られるようにとの思いで。

病室のような味気ない部屋
「ここがお父さんの部屋か？」と、付き添って行った妹に何度も聞くらしい。
心細いのか？
それとも、聞いたことを忘れてしまうのか？

食堂に集まっての昼食時には
「○○です。お願いします」と健気に頭を下げた。
その姿に、涙が出そうだったと
妹のメールが届いた。

それを見て、私も泣けた。

95歳になって、心細い思いをさせて、申し訳ない。


介護を経験した友人から、
それは決して、自分を責めるような悪いことでは無いからと、
慰められた。

30日、私が田舎に帰り、父を迎えに行ったら
案外ケロッとしているのかも…

そして「思ったより、楽しかったぞ」と言って欲しい。