来年の再会も叶わず

同級生のYくんが亡くなった。

先日、癌で入院していると、連絡をもらったばかりだったのに…

余りにも早い訃報だった。

切なる願いだった、来年の同窓会での再会は叶わなかった。

今思えば、1年前の大阪での同窓会に、
東京から来て、参加してくれたのは…
何か不思議な因縁を感じる。

この日が来るのを…
自分の寿命を…
予知していたのか…？

ある意味、人間は傲慢で、自分本位なもの。

自分の能力や才能を過信し、謙虚さを忘れ、
自分だけは特別と、思いがち…

私自身も、5年、10年、もっと先まで生きられると思っている。

そこに、なんの保証も根拠もないはずなのに…。

同級生のMちゃんに電話した。

Mちゃんも、「2人に1人癌になる時代だから…」と

明日の命もわからない…それが真実だ。

10年、20年生きられたら、まだまだやってみたい事が一杯ある。

10年も20年も、1日1日の積み重ね、
だから、1日1日をしっかり生きなきゃね。

来年の同窓会では、何人の元気な顔に会えるのだろうか？

そして、何人の物故者が…

この歳になると、同窓会も嬉しさと共に、寂しさとも再会する。