雨の日の手仕事

一日中灰色の雨雲が、空を覆い、

シトシトと降る雨は、

時々、怒ったのうに激しく降ったりもした。

昨日までの明るい日差しは、今日はお休み。

その為、気温も昨日より、5度も低くなった。

静かで薄暗い湿った空気は、

部屋の中まで流れ込み、

鬱陶しいなぁ〜と、思ったが…

朝、孫に葉書を2枚書き、

小雨になったのを見計らって、ポストまで出かけ…

葉書を投函して、その時気づいた。

今日、荷物が届く予定だった事を…

足早に、むしろ小走りに急いで家に戻った。

案の定…

私の荷物は、留守で持ち帰られる寸前…

運良く、

マンションの玄関で、配達のお姉さんに遭遇し、

受け取りができた。

危機一髪…とは、こういうことか。

危なかったよ。

今朝の運勢は聞いていなかったが、

案外いい日なのかも？…と思えた。

こんな天気なので一日中、家で静かに縫い絞りをしていた。

綿ローンの大判スカーフ

80×80cm

5cm間隔で折り畳み、

斜めに線を引いて、ぐし縫いをして絞った。

外の薄暗い光と、雨の音…

路面の雨を跳ね上げながら走る車の音。

こんな日は、

静かに手を動かす作業には最適だ…と思う。

静かに静かに…1日が過ぎた。