きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

宮水学園…脳科学最前線

2019-11-29 09:07:00 | 生涯学習大学
今日は風が冷たい
本格的な冬になった…と感じた1日でした。

今日は、生涯学習大学「宮水学園」の教養講座の日

今日の講座は、
脳科学最前線‼︎〜1.4kgに詰まった不思議を紐解く

講師は、
大阪大学大学院生命機能研究科の教授
藤田一郎先生

脳科学???…難しそう!

私の頭の中にも、
優秀か?そうで無いかは別にして、
脳はある。

だが、実際自分の脳を見たことがない…
脳について、考えることも、勉強したこともない…が、
無知の分、興味はあった。

脳の重さ…1.3〜1.4kg
ずっしり思いそうだ。

その1.4kgの物質が、私たちの日常生活を司っている。

「世界を見ているのは、目ではなく、脳が見ている」
最初から、衝撃的!

目に映った物は、光と共に、脳に伝達される。
脳の中で、色、形、奥行、動きなどを、
もう一度作り直す。

つまり、目に映った物が、そのまま見ている物ではない…そうだ

例えば、
「見ている色は人によって違う」
「ない物が見えることもあるし、見えないこともある」
「1度見てしまったら、2度と見えなくなってしまうものもある」

面白い映像を見せて貰った。

先生がトランプカードをしている映像だった。

青色のトランプから、一枚抜き取る。
ハートの10♥️

これを元のカードの束に返す。

ひっくり返して広げると、
カードは青から赤に変わっていた。

その中に一枚だけ、青いカードが残っていた。
それがハートの10♥️…だった。

「オーッ凄い!」…と、感心していたら、
「何かお気づきになりましたか?」…と、
問われた。

「エッ」カードに気を取られていた。

もう一度、最初の映像と、最後の映像を
比べて見てみると、

カードボードが、黒から赤になっていた。
そして、
先生の服が、グレーから青に変わっていた。???

これは何を意味するか?

カードに気を取られて、見ていなかった…のではなく…見ていたのだ。

脳は、目で見たものを、
今必要でないものは、1秒、2秒後には、
忘れる。

これは脳の手抜き…

「変化盲」と、呼ばれている脳の現象なのだ。

脳が今必要でないと思う記憶は、どんどん忘れ、なるべく省力化する。
脳は、そういう性質を持っている
…そうだ。

その他、いくつか興味深い映像を見せていただいた。

難しいが…面白い。

脳…不思議で神秘的な物…だが、

コンピュータの様に精巧で、繊細で
複雑で、
私たちの知らないところで、凄い計算をして、
私たちをコントロールしている。

自分が、一生懸命考えて、やっと決断したことも、

脳が、今まで見てきて蓄積された知識や経験で、
決断している可能性がある。

私たちは、脳をコントロールしているのではなく、
脳にコントロールされている…そうだ。

人間の脳は、まだまだ未知な物、
これから、もっともっと研究され、
脳は手の届かない暗黒大陸ではなくなり、
色々なことわかってくるだろう…と、

面白いお話…だったが、

脳は、コントロール出来ない物なら、

私の脳が、いつの日か、全てを忘れていかない様にするには、

どうすればいいのか???










コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 老人クラブのちょっと早い忘年会 | トップ | 今日も元気! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿