きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

手塩・子育て・人形劇

2012-07-18 19:48:09 | 日記

歳をとると、昔のことばかりを思い出す。

もう30年以上も前の話である。

息子たちがまだ保育園に行っていた頃、父母会の有志で、
人形劇団を作っていた事があった。

軍手で手作りした指人形や、紙に絵を書き長い棒をつけた物を、
動かすだけの簡単なものだったが、

それでも、プロの人形劇団に、教わりに行ったり、
夕食後、子供を連れて、練習にも集まった。

地域の運動会や、父母会の行事では、子供たちの前で披露もした。
そんな活動は、息子たちが卒園するまで続けられた。

その時の、人形劇団の名前が“おむすび”だった。  

人形劇団を紹介する記事に、名前の意味を書かせてもらった事があった。


 

子育てを語るとき、手塩に掛けて育てる。と言う風に“手塩”と言う言葉を使うが、

この“手塩”は、おむすびをむすぶ時、手に塩を付けることから来ているそうだ。

手に塩を付け、まだ温かいご飯を、両手で包みこむように、ギュッとむすぶ。

この時のギュッは、きつ過ぎてもいけない。柔らか過ぎてもいけない。
ちょうど、いい頃合いが必要だ。  

子育てにも、このちょうどいい頃合いが、必要だと思う。

子供を両手で、ギュッと包み込むように育てていきたい。

そんな思いで“おむすび”と名付けました。


 

 そんな事を書いた記憶がある。

その時の子供たちは、もう親になり子育てをしている。

だからと言って、おむすび論を、押しつけがましく言うつもりはない。
ましてや、子育てに口出すつもりもない。

ただ、歳をとった母親が、昔を懐かしがっているだけなのだ。

 数えてみれば、あの頃の私は、今の息子より若かった。

 

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