今月から移動スーパーが来てくれるようになった。
軽トラックに食品や日用品を積んで、町内を回っている。
契約すれば、決まった日時に、家の前まで来てくれる。
父の家には、月曜日と木曜日に来てくれることになった。
商品は定価なので、スーパーより高いが、
買い物に出掛けられない高齢者には、大助かりだ。
もっと早く、導入されても良かったのではないかと思うが、
過疎の町も、少しづつ変わり始めたようだ。
私と妹が交替で帰って来て、父の世話をしているが、
交替の間、4~5日空く事が有る。
時には、1週間、父が一人で居る事も有り、
そんな時は、冷蔵庫にすぐ食べられるものを買って入れて置くのだが、
レンジで“チン”するだけの冷凍食品でも、
父には面倒なようだし、口に合わないようだ。
・・・と、言っても、生ものでは日持ちしない。
週2回、移動スーパーが来てくれれば、買い物もできる。
それ以上に、誰かが決まった日時に訪ねて来てくれるのは、
父の安全確認にもなり、
私たちにとっても、大変有りがたい。
若い男性と女性が来てくれている。愛想がよくて、誠実そうだ。
これからも、お世話になるだろう。
父にも、過疎の不便な町にも、若い二人の移動スーパーが運んでくれたのは、
便利さだけではない、
高齢者に目を向けた優しさも運んで来てくれている。
父の好きなお好みソースや、らっきょ酢、食パンやお菓子を買った。
出した商品を片付けながら「有難うございました」と、頭を下げてくれる。
「助かりました。これからもよろしくお願いします」と、答えて車を見送った。
これからも、1回でも多く、移動スーパーが来てくれますように!
これからも、ずっと父が元気でいてくれますように!
これからも・・・・・には、終わりが有る。
それを知っているから、淋しくなる。