きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

移動スーパーがやって来た。

2013-12-11 15:00:19 | 田舎日記

今月から移動スーパーが来てくれるようになった。
軽トラックに食品や日用品を積んで、町内を回っている。

契約すれば、決まった日時に、家の前まで来てくれる。
父の家には、月曜日と木曜日に来てくれることになった。
商品は定価なので、スーパーより高いが、
買い物に出掛けられない高齢者には、大助かりだ。
もっと早く、導入されても良かったのではないかと思うが、
過疎の町も、少しづつ変わり始めたようだ。

私と妹が交替で帰って来て、父の世話をしているが、
交替の間、4~5日空く事が有る。
時には、1週間、父が一人で居る事も有り、
そんな時は、冷蔵庫にすぐ食べられるものを買って入れて置くのだが、
レンジで“チン”するだけの冷凍食品でも、
父には面倒なようだし、口に合わないようだ。

・・・と、言っても、生ものでは日持ちしない。
週2回、移動スーパーが来てくれれば、買い物もできる。
それ以上に、誰かが決まった日時に訪ねて来てくれるのは、
父の安全確認にもなり、

私たちにとっても、大変有りがたい。

若い男性と女性が来てくれている。愛想がよくて、誠実そうだ。
これからも、お世話になるだろう。
父にも、過疎の不便な町にも、若い二人の移動スーパーが運んでくれたのは、
便利さだけではない、
高齢者に目を向けた優しさも運んで来てくれている。
 

父の好きなお好みソースや、らっきょ酢、食パンやお菓子を買った。

出した商品を片付けながら「有難うございました」と、頭を下げてくれる。
「助かりました。これからもよろしくお願いします」と、答えて車を見送った。
これからも、1回でも多く、移動スーパーが来てくれますように!
これからも、ずっと父が元気でいてくれますように!
これからも・・・・・には、終わりが有る。
それを知っているから、淋しくなる。





 


 

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田舎のイルミネーション

2013-12-07 10:44:38 | 田舎日記

神戸のルミナリエは5日に開幕した。
阪神大震災の犠牲者を追悼する光のイベントは、今年で19回となる。
最近は、行ってないなぁ~~。
最後に行ったのは10年前だったかな?
入院していた家族の看病の帰りに一人で行った。
みぞれの降る冷たい夜だったので、人も少なく、
青い光の回廊を、濡れるがままに歩いたのを覚えている。

先日、家まで乗せて貰ったタクシーの運転手さんから、
田舎でもイルミネーションで飾りつけをしていると聞いた。

父に場所を教えて貰い、場所の確認の為、昼間に自転車で行ってみた。
正直、子供騙しのようでガッカリ!
阿波市商工会青年部の有志が中心になり飾り付けているのだから、
神戸のルミナリエとは、余りにも違い過ぎて、比べるのは酷だが・・・・・。

余り期待はしていなかったが、暗くなるのを待って出かけてみた。

「ワァ~!」

そこで見たのは、昼間見た公園とは、まるで別世界!!
昼間見た鉄骨だけのツリーは、青や緑の電球が灯され、12mの姿を暗い空に浮かび上がらせている。
小さな光のトンネルをくぐると、電飾の車が2台、
キャラクターや動く仕掛けも有って、良い方に期待外れだった。
周りは何もない畑、キラキラ輝く光を演出するには、この何もない暗さが効果的だ。
  
 

昼間は誰もいなかった公園に、小さな子供2人と、若いママが来ていた。
「ワァ~~きれい!」子供のはしゃぐ可愛い声が聞こえてきた。
「そこに立って!写真撮るけん」ママがカメラを向けていた。

資金も、規模も、電球の数も、神戸のルミナリエの数10万分の1の、
小さな小さなイルミネーションだが、
名前だけはデッカイ!「ビック・クリスマスin市場」
ビックは、言い過ぎでしょう。
でも「こもうても、光の輝きは変わらんけんな!」
そう思った。




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嫁の出産に思う事!

2013-12-05 17:44:43 | 田舎日記

今日、田舎に帰るバスに、いつもとは少し違う気持ちで乗った。
前日、二男の嫁から「出産が近そうだ」と、メールが有っただけで、
今にも生まれそうな気がして、歩く足も速くなる。
生まれたら、嫁が入院している間、二人の孫の世話を頼まれている。

私の出産の時も、一人目の時は田舎で生んだが、
二人目は、田舎から母が来てくれ、上の子の世話をしてくれた。
もう37年前になる。
あの時、母の世話になった娘は、母と同じような歳になり、同じことをしている。
随分長い年月が過ぎたものだ・・・・と振り返ると、
急に母が懐かしくなる。
今、母がそばに居てくれたら、同じ話題で話が出来ただろう。
「お前も、そんな歳になったんか・・・」
そんな風に言われそうだ。

田舎に帰ると、先日、買って送っておいたミシンが届いていた。
荷物を解き、早速試運転!「いい感じ!」

軒下には、父が吊るした干柿が美味しそうにぶら下がっている。

「これ食べられる?」と私
「柔らかそうなのを取って食べてみろ」と父
早速試食!「甘くて美味し~い!」
 
アッ! 
母の仏壇にお供えする前に食べてしまった。
「お前は、いくつになっても口の卑しい子じゃけん」
母の小言が聞こえて来そうだ。



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みんな同じから脱出せよ!

2013-12-03 21:21:36 | 染色

今年の染色すなご会展は、25日で終わった。
今年は、チャリティーバザーの売り上げも少なかった。
もともと売る作品を、多くは出してなかったのだが・・・。
それにしても、年々入場者も売り上げも少なくなっている。
町には、安価な既製服が大量に氾濫していて、簡単に買えてしまう時代になった。
手を掛け、時間を掛けた手作り作品には、興味が無くなったのだろうか?
単に不景気だけだとは、思えないのだが・・・・・。
私が子供の頃は、運動会で1等はノートと鉛筆
2等はノート、3等は鉛筆の賞品がもらえた。
今は1等、2等、3等の順位を付けないようだ。

みんな同じは、差別を失くす教育のようだが、
個性まで失くす事にはならないか?

そんな教育を受けた子供たちは、大人になり、人と違う事を恐れ、
みんなと同じに安心しているが、

どこを見ても、似たような恰好をした人が増え、
群れて行動する動物のように見えて、

私は、その方に違和感を覚える。
手作りのオンリーワンも、自分らしさも、必要とされなくなったのなら、
手作りの楽しさを伝えたい。

安価な既製服が悪いとは言わないが、
少し手を加えるだけで、自分らしさをアレンジ出来る。

裾だけ染めて、今、流行のバイカラーに。
ステンシルで、ワンポイントを付けるだけでも。
 
思っているより簡単に自分らしさが演出出来るのだから、
来年は、みんな同じの群れから脱出して、個性的にいきませんか?

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木彫りの女の子と着せ替え人形!

2013-12-01 23:15:03 | 木彫り

土曜日は木彫り教室だった。
Oさんが来られた。
前回から彫っていた“女の子のキーホルダー”が彫りあがり、
サンドペーパーを掛けて来られていたので、
本日は、色塗りをした。
「色塗りは苦手」と、Oさんは言われるが、
色塗りを失敗すると、今までの彫りがダメになってしまう事も有り、
本当に難しいと思う。
配色の本を参考に、悩みながら色を選ぶ。
ブラウスは、この色。
それならスカートは、この色の方がいいな。
帽子は、この色かな?
靴は??
スカートには、こんな模様を入れよう。
苦手だと言いながらも、Oさんも私も、塗り始めると、
結構楽しくなる。


<Oさんの女の子>

子供の頃は、高価な人形などで遊べる時代では無く、
紙に人形を書き、切り抜いて人形を作った。
洋服も紙に書き、切り抜いたのを着せ替えて遊んだ。
「こんな色の洋服が着たいなぁ~」
きれいな洋服など買ってもらえなかった少女は、
フリルやリボンのついた洋服を書いては、人形に着せていた。

<孫がモデルの私の女の子>

木彫りの女の子は、作る度に、可愛くおしゃれな洋服になっていく。
65歳になっても、子供の頃と同じ人形遊びから、
卒業できないで居るのだと思うと、
可笑しくも有り、懐かしくも思える。

男は、いくつになっても少年で、
女は、いくつ皺が増えても少女なんだと、
声に出しては、気恥ずかしくて言えないが、
「そうなんだよ!」
そっと、心の中で声にした。

やっぱり、気持ち悪いかなすみません


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