あきまさブログ

日々平安なれ

囲碁棋聖戦第二局

2014-01-30 | 日記
今日は曇りだけれど朝のうちは雨の予報が信じられない天気でした。
3時くらいでしたか雨が降り始めましたがしばらくすると上がっていました。

昨日から棋聖戦が始まっていました。
初日はお昼に一回、夕方の打ちかけ後に観るくらい。
相変わらず井山さんの碁は分かり難い。
ものすごい読みに基づいて打っているんだろうと思う。
2日目に左上隅が一瞬死んだかと思った。
山下さんもさすがに読み切っていたんだろうが、白は隅に押し込められ黒は外廻りになっては井山さん優勢と思う。

今日は観戦していて、途中で一局打ちました。
互先白番。
序盤、しばらく真似碁的に打ってきた。
気にしない、模様の碁にしていって真中に先着すれば有利になるはず。
そのとおりになって、少し優勢。
模様の碁は好きじゃない、というのは打ち込まれても取れる気がしないから。
攻める側になっても、取るのは下手と自認している。
逆に攻められても取られる気はしない。
この碁は相手の隅の石をコウにして優勢になった。
その後は勢いのまま打ったところがあって損もしたけれど盤面で勝ち。

棋聖戦の碁、
山下さんは左上の辺に打ち込んで儲けようとしたのだろうが、
井山さんは逆に白を隅に逼塞させてしまっては勝負あったか。
右上でも黒は隅の石を捨てて右辺に展開を急いで優勢を維持。
もちろん簡単に決着は着かないが、大きく損をしないように打てば勝ち逃げできる。
井山さんはそんな逃げ腰では打たないで堂々たる勝ちっぷりであった。

三上延「ビブリア古書堂の事件手帖 2」読了。
古書堂の女主人は書物に対する造詣が深い。
店員として雇われた人は本を読むと気持ち悪くなる人。
その店員五浦さんの友達の妹が書いた読書感想文が関係者で話題となる。
「時計仕掛けのオレンジ」の暴力的な面、反社会的な面を教師が心配するのはもっともである。
しかし、問題は全く違った、女主人栞子さんが昔書いたもので、盗作だったのだ。
さあて解決はどうするのか?

他に司馬遼太郎の本名での執筆本と藤子不二雄のマンガについての話もある。
相変わらず巻末にある参考文献は全く読んだことない本ばかり。
しかし、こんなに面白い本を書く人なら、もう少し違うジャンルの本を書いてもよさそうに思う。

愛知のTさんの絵です。

「紅葉の宮」…地元の氏神様の境内です。小さな神橋の脇の楓が見事に紅葉していました。緑の中に一本だけ紅葉していたので一層印象的でした。まるで朱塗りの楼門に出迎えられたような思いがしました。


「静かな里」…お気に入りの豊田市下山地区の風景です。葉が落ちた木々に冬の訪れを感じました。秋の収穫を終えほっと一息をついているようなそんな雰囲気を表現したかったのですが…