あきまさブログ

日々平安なれ

筋雲の空

2015-09-23 | 日記
今日は晴れ。

家人が買い物に日本橋に行くから同行二人。
コリドーでお昼ごはん。
以前のように肉肉しい脂っこいものを食べたい気が減じた。
退院当初はもちろんしつこいものを考えもしなかった。
国ちゃんが、とんかつ定食でさえ嫌がった気持ちが少し分かる。
今日はお刺身定食が食べられないかと思う。
残念ながら、そのものずばりではなくて、天ぷらもついてきてしまった。
茶碗蒸しもついてきてしまった。
デザートはお断りした。
しかし、美味しかった。

買い物をして帰宅。
それから図書館に予約本の引き取り。
石神井と手近なところの二か所。
わざわざ二か所にしたのは、退院したとき近いところが良いかと思って。
一か所にしておかないとこういうとき面倒くさい。
行き帰りの空は筋雲が出て秋模様ですが、まだ日差しが暑くて影を選んで走ります。
はい、自転車です。

佐藤雅美「一心斎不覚の筆禍 物書同心居眠り紋蔵」読了。
読むのは少なくとも二度目であろうが間が空いているから結末もうろ覚えであった。

その時代では、印刷したものはご公儀が検閲して無暗矢鱈なものは出版を許されなかった。
しかし、書き本という手書きの本は著者版元が書かれていないこともあって検閲から除外されていた。
室鳩巣という学者が江戸時代初期の武将のことを褒めて書いた本は出版されていた。
ところが、紋蔵の時代にその本と真逆の内容を書き本でばらまいたものがいた。
それが一心斎。
武将の子孫は祖先をけなされて書き本の差し止めを願った。
さてどうなるでしょうか?

こういう単純な筋書きのものは一日でも読むことが出来ます。
今、洋物を読み始めたけれど久しぶりのこともあってか、時間が掛かってしょうがない。
せっかくだから読み切るけれど、もう少し面白い本を書く著者だったと思いながら読んでいる。


8月13日の薮枯らし。

同日の柿。