今の日本社会を「格差社会」などという言葉で表現するのは実態を表していない。

格差社会よりもはるかに深刻な「階級社会」へ変貌を遂げている。

それは、出自や教育環境、就職時期の経済環境などによって階級が決まる「現代版カースト」ともいえる理不

尽な世界です。

そして厄介なことに階級格差は親から子へ、子から孫へと世代を超えて連鎖し受け継がれていく。

そして世襲されることで、格差は加速度的に広がっていく。

現代の階級社会は、血統や資産を持つ「資本家階級」。

大企業エリートやホワイトカラーなどの「新中間階級」。

自営業者や家族経営従事者などの「旧中間階級」。

単純作業やサービス業・販売業などの「正規労働者」。

非正規労働者の「アンダークラス」の5階級に分類される。

現代の日本社会は、血脈・血統を持つ一握りの上級国民が制する「新・階級社会」へ変貌を遂げた。

これが日本型「カースト」の偽らざる実態です。

もはや、この国は経済大国ではなく、貧困大国になってしまったのかもしれない。