量は質に転化する
一般的には、質と量があれば、質を重視することが多い。
ここでは、クリエイティブ(創造的・独創的)について考えてみる。
確かにクリエイティブも最終目標は「質」です。
質の低いものは、いくら量があったところで無意味で「存在価値がない」と判断されても仕方ない。
しかし、クリエイティブな人は、まず質より量を重視する。質は、量があってこそ成り立つ要素だからです。
高い質を実現するためには、慣れと経験が必要で、そのためには量をこなす必要がある。
勉強なら大量の問題を解き、スポーツなら大量の練習をこなす。
量をこなすからしっかり身につき上達できる。
クリエイティブの世界でも同じです。
たくさん作品を作って量をこなすからこそ、慣れや経験を得ることができ、質の向上に繋がる。
つまり、量は質に転化するのです、質は量からしか生まれない。
量をこなすことは、質を高めるために必要な通過点です。
クリエイティブだから、量をこなすのではなく、量をこなすからクリエイティブになれる。
真剣に量をこなせば、必然的に質も向上する。
量は質に転化するのです。
我々も何かの質を高めようとしたときは、量をこなすことから初めてみたら如何だろうか。