青空に白い月

ゆったりゆるりと生きましょ~よ

死ぬまで生きる

2008-08-05 23:02:44 | 日々思うこと

今日会ったおばあちゃんが言っていた。

「死ぬまで生きなければならない」

とても深い意味があると思った。

死ぬまで生きるのではなく、生きなければならない。

人はどうしたって生かされている立場からは抜けられない。

こんな風に考えたらどうだろう?

生き物には必ず食物連鎖がついて回る。

草や木を食べる草食動物が居て、

そしてその草食動物を捕食する肉食動物がいる。

そう考えると、肉食動物が食物連鎖の頂点を執っているようにも感じるが、それは違う。

肉食動物は草食動物が絶滅すれば、

自分たちも絶滅の道を歩むこととなり、

草食動物は草木が無くなれば息絶えることになる。

そして草や木も植物である以上、必ず栄養分を必要とする。

生物同士では、どんな風に組み立ててもその頂点は決まらない堂々巡りになる。

たとえそこに人を当てはめても同じことだ。

人だって他の生物が居なければ存在しない。

だって生物は全てが生かされているのだから。

でもここで勘違いしないでほしい。

生物が生物同士を必要として生きていることに違いは無いが、

ならその生物はどこから生まれるのか。

生物は生物ではない、私たちが

「物」

と呼び、生きていないと理解している者たちが私たちを生かしている。

それは地球環境だ。

太陽の光、水、風、大地

生かす者と生かされる者の違い。

不思議なものだ

生きていないのに、生かすことは出来るのだ。

でも正確には違う。

生きているのに、生きていることを理解出来ていないだけだ。

私たちの最も重大な欠点の一つともいえる。

それは地球を生物の一つとして考えなかったこと。

生きていな物から生きた者は生まれない。

私たちは生かされている以上、

死ぬまで生きなくてはならない。

コメント (4)
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