NHKの連続ドラマ『どんど晴れ』をいろいろ反発を感じたりしながらもわりとよく見ている。
まず「おもてなしの心」と言うのだけれど、老舗というか高級旅館なんだから高い料金払ってくれる人に対して「おもてなしの心」で接するのは当然という感じがする。
ようするに仕事であれば「金のためにやっている」というのは誰だって同じなわけですが、どうもその辺のところが変にぼかされたりするのが、ドラマとは言え「ちょっとどうなのかな」と思うわけで。。。
たとえば、板長はたしかけっこう前に金に関してスキャンダルのようなことを暴き出されて加賀美屋を出て行った。
でももうすぐ戻ってくるらしい。
板長だけでなく何人かいきなりやめたので、普段は料理なんかしてなかった人たちが総出でその場を切り抜けていた。
その後どうなったのかよく分からないけど、とにかくうまくいったはず。
でも高い料金払って泊まってて料理人が知らぬ間にごっそり変わっていたというのもなんかどうなのかなと思ったりするけど、今度は仲居さんたちが給料を上げてくれないというので一気に出て行ってしまった。
それで、またいつだったか、金で事件をおこしてやめていった白石美帆演じる彩華が帰ってきた。
以前加賀美屋に泊まったいろんな客も加賀美屋の危機を知ってなにかする模様。
ちなみに韓流スターが加賀美屋の危機を知る場所というのが、スタジオの撮影の現場で、なんかの英語の雑誌で知るわけだが、そこの見出しには(on th verge of)‘bankrupcy’(倒産寸前)という言葉があった。
実際そういうことでもあるのかも知れないが、どちらかと言うと「乗っ取り」の危機だという感じがする。
それを英語でなんと言うかは知らないが、いずれにせよもしなにかの組織に危機がおとづれたら、普通は人が逃げてゆく、というのがほとんどの場合だと思ったりするわけだけれど、この旅館の場合には人が押し寄せてくるようだ。
仲居さんたちは逃げたわけだけれど、なんかもどって来ちゃいそうな気がするんだよね。
板長が戻ってきたから仲居も戻ってきてみんな丸く収まっちゃうんではないのか。
乗っ取り屋も乗っ取りやめたとか言い出しそうな雰囲気だし、なんか道徳の教科書というか、なんか座敷わらじが出てきたり、宗教っぽい雰囲気さえ漂っててなんか変。
それとこのドラマで一番気になったのは、いつの放送だったか忘れたけれど、伸一が家族の前で土下座する場面があったのだけれど、その場面で子供達が「お父さんが謝るなら僕達も謝る」と言ってわけも分からず土下座して謝っちゃうんだよね。
演技だとはいえ、ああいう風に子供の前で土下座する場面を見せるのもよくないと思うが、ましてや子供が土下座するのはなんか本人たちにとってもよくないと思うんだよね。
こういう場面を見ると子役の子供達の親たちというのは一体何を考えているのか、とか子供達を働かせなければならない事情でもあるのか、と思ってしまう。
それぞれ本人の勝手と言ってしまえばそれまでだけどちょっとどうかなと思う。
もっとも最近はいろんなドラマがあるからそんなことは問題にもなりはしないのだろうけれど。。。
これからの注目点?として気になったのは、前回の放送で乗っ取りグループの中の一人とたしか浩司(もしかしたら南部鉄器職人の聡?)が目が合ってたこと。
この場面で昔どこかでこの二人が接点があったということはほのめかされているわけだが、たとえば東京でお互いバンドをやってた時期があったとか。。。
なんとなくそんな気がしたけど、ようするになんだかんだ言いながらも楽しみにしているという感じかな。。。