すでに先週になってしまったが、報道ステーションはオリンピック東京招致失敗をどう報道するのか、と思いきや、全く触れずじまいだった。先々週の最後の日にまるで今にも「朗報」がありそうだという雰囲気で猪瀬に裏話をさせていたようだが、はずれたら全く知らんぷり。そりゃそうだろう。だってオリンピック招致のCMを流していたから税金がどぶに捨てられたなどと言えるわけがない。
そういうことの総括もないまま今度は広島・長崎の無謀な立候補表明があり、平和のためにそれ自体いいことだという一色のコメントこれまたCM欲しさのでたらめな無責任発言。他のワイドショーなどでは必ずと言っていいほど指摘されているからオリンピック憲章で「一国一都市」の開催が明記されていることは知らないはずはないのにそんなことは知らんぷり。
いくらなんでもめちゃくちゃだ。だいたいこういうことをオバマのノーベル賞と比較することじたい狂っているとしか言いようがない。
だいたいノーベル賞、特に平和賞は佐藤栄作、アル・ゴアなどめちゃくちゃな人選をやって来たことは周知の事実で、今回もアメリカ国内だけでなく世界中が全くわけわからず、オバマ自体も戸惑っているではないか。
核廃絶を言うならまず自分が実行しろよ。こういうでたらめな世界平和ムードに踊らされてるのは世界中で朝日だけだ。
そういうでたらめな報道の仕方は羽田のハブ化とJALの赤字問題のくっつ方にも見て取れる。今までの政府の近視眼的(古館が言った言葉だがこれは差別用語に近いのではないか?)政策を批判して民主党をかばおうということだろうが、では何をどうすればよかったのか、あるいはこれからどうすべきなのか。
関西に空港をいくつも作ったのは確かに失敗ではあろうが、かといって過密するダイヤで一つの空港だけに国際線を集中させることは危険ではないのか。JALはようするに融資すべきではなかったというのか、ではつぶすべきではなかったのか。そもそもどうしてこういう事態になったのか、など分からない点は多い。
この社長はたしかアメリカのテレビで電車通勤、車内食堂の利用などでほめられていたが、そんなことはともかくJALは昔から批判されてきたにもかかわらずそれを無視してきた。自分が大学で習った教授は雑誌にJALの悪口を書いたところ社員が菓子折りをもって謝りに来たそうだ。忘れたころにまた書こうと思っているといっていたがそういうマスコミの風潮が問題だ。
忘れたといえば報道ステーションは松岡の事務所費問題や中川の会見をさんざん怒り狂いながら報道したことを忘れたのか。中川は古館が中川を落選させ殺したようなものだ。西松の献金に関しても二階も調べろ、と言っていたではないか。亀井の献金、鳩山などの事務所費問題などにはいからないのか。
各省の副大臣を呼んで休日返上で古川元久が予算の編成してるみたなパフォーマンス、岡田のアフガニスタン訪問、何をどうやるか中味空っぽの政治家のパフォーマンスに税金が浪費されるのを見るのは腹立たしい限りだ。
とにかく報道ステーションはめちゃくちゃだ。