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コロナ・ウイルス拡散防止のための外出自粛を拒否したせんだみつおの発言について冷静に考えてみるべきではないのか

2020-03-29 23:36:39 | 医療問題
またもや数年ぶりの更新ですが一応生きています。最近というか今世界中がコロナ・ウィルスの猛威に晒されていると言って過言ではないのですがそんな中、タレントのせんだみつおが都知事や首相の外出自粛要請を受け入れないという姿勢をかなり強い調子で見せたことで猛烈なバッシングの嵐にさらされています。せんだみつおと言えば自分の世代にとってはテレビの箱そのもののような存在でしたが2010年には『「せんだみつお」が只管ニッポンについて考えた笑えない22のこと』という本を出したり最近では共産党の市長候補の応援演説に行ったりしているようです。

せんだみつおの問題発言について現在の日本の状況とテレビで放送されたインタビューの様子などから勝手に想像を交えて書きますが、グッデイとか言う番組はおそらくとりあえずせんだみつおにコロナウィルスによる外出自粛要請について意見を訊く取材をしてそれとともに高齢者をつかまえて同じことを訊いてみたところ、意見が二つに別れて「自粛に従う派」と「従わない派」にきれいに整理できてせんだの意見がもっとも過激だったので初めて意見を聞いたのにも拘らず「物議をかもしている」というナレーションを交えて放送したということでしょう。

せんだみつおは娘からの説諭もありすぐさま白旗をあげて謝罪の出演をテレビ局に要請したものの断られたようです。謝罪の取材をさらに流すとなればテレビ局は自分たちがいわば「色をつけて」放送したように受け取られかねませんので仕方がないことと言えます。

せんだはおそらく3月2日の予算委員会での蓮舫の質問中に「高齢者は歩かないから」と野次を飛ばした松川るいに対する世間の批判がまだ続いていると思って「用事があれば外へ出ます」といった発言をしたのではなかったかと推察されます。ところが世間は一ヶ月もたたないうちにこうした騒動を忘れてしまっているのでしょう。またここ数週間の間にコロナ・ウィルスの感染者数の増加などのっぴきならない状況になってきたということもせんだは考えるべきであったと思います。

これはせんだみつおの側にたった擁護ですがオリンピックを延期すると決めた途端に次々と感染者数が増えてゆく数字が現れてゆく、あるいは志村けんがコロナに感染して一時重篤であったかのように報道されたりするとなると国や地方行政の言うことが信頼できず、自分の行動まで政治家に縛られる筋合いはないと憤るのも無理からぬことのようにも思えます。ちなみに志村けんはまだ感染ルートが分かっていないのでせんだの発言自体が志村けんの状態を無視した発言であるかのように言うのはおかしいと思います。むしろせんだとは関係ないところで志村けんの命が政治や世論に利用されているような気がしてなりません。

これは自分も高齢者なので自分の意見をせんだのそれに重ねあわせてすでにせんだ自身は謝罪したことを蒸し返しているわけですが、多くの業種ですでに色々な影響が出ていることは否めません。週末だけにしても多くの人が外出を自粛するようになれば飲食業でただでさえぎりぎりの状態で存続している店はたちまち危機に陥るということはすでにおきつつあるのです。

つまり人々の健康よりも目先の利益にこだわってオリンピックの予定通りの開催にここまでこだわり、批判もある中東京マラソンを強行するなどしてきた政治家の言うことなど聞いてられない、自分たちには自分たちの生活があるのでそれを勝手に崩されてはたまらないという思いでせんだが「外出します」などと言ったとすれば自分は賛成できる発言です。

ただし、「熱が出るまで病院に行きません」と言う発言には少し首を傾けざるをえません。症状が出ないうちはあまり医者に行くことはないとは思いますがやはり高齢者は定期的に体を医者に診てもらうべきだとは今回のコロナに限らず思います。

また「何を自粛するんですか?」という言い方もケンカを売ってるみたいであまり聞いていて気持ちのいいものではありません。しかし病気に気持ちの上で負けないようにしようというような心がけ、家にいると心が病むので外へ出ると言う姿勢そのものは間違ってないと思います。

自分の見たところ今回のウィルスは西洋の文明そのものを揺るがす事態にまで発展しつつあると思います。極言すればグローバル化の時代において人の流れが国際的にある限り今のように別の都府県を移動することまで自粛要請するようなことは不可能です。単なる憶測ですが武漢から邦人を帰国させた時にすでにウィルスが入ってないと誰が断言できるでしょうか。

HIVのキャリアであった川田龍平は今でも元気に議員をやっています。感染しないようにと言ったところでウィルスは世界的に根絶しない限り無理でしょう。誰もがすでに感染していることは想定した上で発症させないようにする手段として精神的な強さで乗り切ろうとしたせんだの意見は安易なところもあったでしょうが、さりとて我々の生活のパターンはそう簡単に帰られるものでもないということも事実なのです。せんだみつおを批判するにしてもこうした色々なことを考えた上でするべきだと思います。