定額給付金の支給が始まった。この法律に関しては賛成かどうかは自分は判断しかねていたが成立した以上、どの自治体でも同じ日からもらえるというのは当然のことではないのかと思っていたが地方の自治体が全国で一番早く支給を実施すべく努力している姿が報道されたのはよくテレビで見た。足立区ではそれに関する「部署」が早く設置されて議員の視察も伝えられた。そのような日本テレビの報道はこちら。
「全国に先駆けて給付金専門の担当部署を設けた足立区役所」とあるがこの報道はまるで定額給付金の支給が早く行われるかのような誤解を与える非常にでたらめな報道の仕方である。これは担当部署を立ち上げるのが早かったというだけのことで実際には責任回避の技を考えるのが早かったと訂正報道すべきだ。
実際に足立区がやったことは「それだけはやってはいけない」というべきことだ。申請書を簡易書留で送りつけて申請書も郵送でのみ受け付けるというなんとも人をバカにした職務放棄をしたのである。
これがどういうことかというと、窓口での支払いを一切なくして自分たちの仕事を完全に拒否したわけである。いくら世帯数が膨大であるとは言え、本来自分たちがなすべき身分確認などを書留という郵便の手段に丸投げしたわけである。
それにかかる料金はむろん税金である。一体何のために区役所の職員は雇われているのか、巨大な区役所庁舎だけでなく何のために出張所窓口はあるのか、何のためにHPはあるのか、こうしたものをまったく使わずに莫大な費用を投じて郵便に仕事を丸投げするなどまったく勤労意欲のかけらも無い無責任さにあきれてものも言えない。
大体こんなことをしたら郵便自体がパニックになるに決まっているではないか。
まして書留であればすぐに申請書を受け取れるとは限らない。結局支払いが遅れるのを郵便事情などのせいにしようという責任転化は明らかだ。
当然のことながら窓口での配布やHPでのDLなどして申請書は誰でもすぐ受け取れるようにすべきだが、わざとそれをしないわけである。受け取る側の都合のいい時間に申請書を窓口に行くなり郵送するなりして提出できるようにするのが当然ではないか。
区役所のサイトで説明のところにPDFファイルの説明があるので申請書がダウンロードできるのかと思ったら単なる記入例ではないか。これは徹底して本人確認などの仕事を郵便に丸投げしている証左である。
こういうことをしているのは足立区だけではないようだが、書留にする費用まで税金で無駄遣いさせてそういうことをまったく報じないマスコミのばかさ加減は救いがたい。
9月30日必着でそれ以降は申請を受け付けないなどと勝手に設定しているのもひどい横暴である。しかも3月23日から送り始めたというだけで、いくつ送ったのかはまったくの謎、実際自分のところへいつつくのかはっきりとは確約していないのだから救いようが無い。
3月23日に振込みを開始するとかすべての世帯が3月中に振り込めるわけではないとかそんなことどれだけの世帯に出来るのか。早く振り込んでいるふりをしてもこのスケジュールでは見え透いたうそにもなりゃしない。
いくら貧しく頭の悪い足立区でもここまで無責任だと腹を立てるのもバカらしい。もし自分が定額給付金をもらえずに飢え死にしたら日本一の無能集団足立区役所の責任である。
近藤やよい足立区長の無能、無責任にはあきれるばかりだ。ちなみに申請書には口座番号などを書くだけでなく「振込を希望する銀行口座等の通帳またはキャッシュカードのコピーを申請書裏面に貼り付け」なければならず面倒くさいことこの上ない。これでは書類の再提出を求められる例が続出するかも知れずさらに給付は遅れるだろう。ふざけるのもいいかげんにしろと言いたい。
こちらへ抗議や行政訴訟を起こす人が出てくれることを祈るばかりだ。