日本テレビの某男子アナが女子高生のスカートの中を盗撮したことで逮捕されたようだが、日本テレビではそのアナウンサーの実名は出さず、いわば身内をかばう形になっているようだ。
あまりこのことは詳しく追いかけてないので、正確なところは分からないが、ようするにそれもこれも日本テレビがしっかりしていないからだと思うのは自分だけであろうか。
たしか元早稲田大学教授の植草という経済学者はエスカレーターで手鏡で女子高生のスカートの中をのぞいたということで実名報道され、大学をクビにななったのではなかったか。
しかも本人は犯行を否定していたはず。
真実は分からないけれど、たしか被害者とは民事で示談していたと思う。
これと比べていいかわからないけれども、やはり日テレのアナウンサーはやはりずいぶんと会社から守られているな、という印象は強い。
この件で薮本という元日テレのアナウンサーが自分のブログでその社員を「擁護している」ともとれる内容の記事を書いて、そのブログが「炎上」した。
なんでも一度問題の記事を削除してそれでまた復活させてらしいが、「騒動」は静まらないらしい。
こちらをご覧ください
日テレではこういうことが初めてではないらしくて、前に懲戒解雇された人がいて、その人のことなどもかいているらしいし、復活した記事がどれなのか、あるいは復活したにしてもそれが全くもとどおりなのかなどはわからないが、自分の記事の削除に関して以下のような「おことわり」と題した記事で書いている
藪本のブログはこちらです
その中で引っかかったのは「このブログは私が個人的に楽しんで書いているだけのこと」と書いている点だ。
このブログもたしかに「個人的に楽しんで」書いている。ふざけた感じの荒らしが来たのでコメントは遠慮させていただいてはいる。
しかし、自分と違って藪本の場合には「個人的に楽しんでいる」と書いてすますことができるような性質のブログなのだろうか。
もっとも選挙公約を突然削除して後はそ知らぬ顔で選挙に受かり、しかも選挙民をさらに裏切るようなことをして平然と議員でいる人もいるのだから、それに比べたらはるかにましだとは思うけれど、やっぱり、自分の名前も顔も出して、しかもブログのトップで本の宣伝もしていて「個人的に楽しんでいる」と言ってすますことのできるブログではないだろう。
日テレで過去に処罰された人に関しても個人的なつながりのことも書いている以上、「すみません」とか、「もう終わりにさせてください」と言ったところで、その記事を読んだものは何か申し上げたくなるわけだが、それがまたこの人の知名度のアップにつながってしまうであろうところが少ししゃくである。
ただ薮本のブログを見ると、これが削除される前とまったく同じであるなら、「だからといって、もちろん、盗撮をしていいとはならない。一線は越えちゃいけない。」と言ってるのだから、その点はおさえた上で批判すべきとは思う。
たしかに高校生などの短すぎるスカートとか、胸元の開いたシャツなどを着て町を歩いている人を見ると、今日の午前中も感じたことだけど、ちょっとそんなに誇示しなくてもいいじゃないか、とも思う。
薮本もそういうことを主に言いたかったのだろうが、そのために今回の事件がいかにも軽いことのようにひびいいてしまったのは、やはり不注意のそしりは免れないだろう。
これは推測になるけれども、手鏡で見たのではなく、携帯での盗撮ともなれば、証拠もあって、本人も自白したのであろうし、もちろんその罪は重いと思う。
重いと思う、ではなく、マスコミなどがきちんと報道して、社会的制裁と言う意味でも重くすべきなのではないだろうか。
今までは植草の場合などに見られるようにそうすべく努力してきたはずなのに日本テレビは逆のことをやってしまった。
藪本が書いている文章で気になるのは、盗撮について書くに当たって、スカートめくりなどの話を持ち出していることである。
たしかにスカートめくりも悪いことだろうが、自分は携帯での盗撮は全く次元の異なる話で、その点は強調すべきだと思う。
薮本が「日テレの彼も、社会的制裁はうけたでしょ。出来心であっても、結果は重い。重すぎる。・・・・・・・・。」と書いてあるけれど、いくら「社会的制裁」などといったところで、なんでも忘れやすいのがこの国の世間の風潮なんだし、忘れるべく仕向ける向きもあることも確かであろう。
一年もすればこの事件のことなど、忘れさられてしまうであろう。
日本テレビは他にもいろいろ不祥事があったはずだが、自分はかすかに覚えている程度でどういう処分があったのかも知らない。
これもまた男はそういうものだ、とか出来心、などと言ったことですまされて、このアナウンサーが普通に会社に通うのであれば、似たような事件はけっして減らないと思う。
薮本は『女子アナ失格』という題の本を出しているそうだ。
次はどういう題でどういう内容の本を出すのか、少し興味がある。
文中敬称略