入江塾の塾頭入江伸さんが亡くなった。
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入江塾というのは関西で有名な塾で名前は知っていたが、もちろん自分は行っていない。
週刊誌か何かでインタビュー記事を読んだり、著書の一部を読んだ程度だったろうか。
おもに灘高校への進学を目指した中学生を教えていたらしく、スパルタ教育でも有名だったはずだ。
入江塾に関して自分が覚えている有名な話は小学生を教えてほしいという声があったにもかかわらず、断わり続けたという話である。
何でも小学生は自分で勉強しようという気が起こらないので教えても無駄であるということがその理由であったと思う。
もっともこの話はかなり以前の話しなので正確なことかは自信はないが、いずれにせよ、塾を閉鎖した理由などを見ると自分の信念を曲げない人であったことは確かなようだ。
自分のスタンスを変えずに自分なりの教育を実践してきたということであろう。
たとえば添削の会社は予備校をやるという風に、塾でも何でも最近はビジネスとして拡大させてゆこうというところが多いように思う。
ビジネスとして拡大してゆかなければ、生き残ってゆけないという強迫観念が今教育界全体に巣食っているように思えてならない。
入江塾とは違うけれども自分も昔、寺子屋的な塾に通っていたことはある。そこはやはりおもに中学生を対象に下塾であった。
有名な国立や私立の学校に通っている生徒がほとんどで、けっこう厳しい塾であった。
入塾テストもそう簡単ではなかったかも知れない。
成績順のクラスわけがあったが自分はすぐに脱落してゆき、テレビのプロレスの時間帯と重なったことなどもあり、一年かそこらでやめた。
そこで教えていた先生方や塾長は今もお元気だろうか。
久しぶりにそこを訪ねてみたくなった。