何とか年は越せたものの個人的にいろいろなことに巻き込まれ相変わらず不安定な生活だがそれにしてもニュースの類は頭にくることが多い。アルジェリアはたしか旧フランス領で今でも公用語はフランス語である。フランスのTVのニュースを見ていると普段から中東のニュースが多く、福島のニュースも多いので日本のニュースも結構出てくる。
しかし我々にはアルジェリアはあまりなじみのない国であり、今回の人質事件についてもよく知らないのだが、とにかく犠牲者が出たのは残念である。
しかしマスコミというのは事件がなければ存在理由がないようなものであり、要するに人の不幸をねたに金を稼いでいるということが今回の朝日の実名報道でも明らかになった。
最近はやたらと個人情報の保護が言われてPTAの名簿さえ作れないというばかげたことまで起きているが、人が死んだときにその家や知り合いの家に押しかけて画像を提供するように強要するなど新聞社は心無いことを散々してきたが今回も朝日は実名を出すことを政府の方針に反して強行した。
人が死んだと言う情報が流れるとデパートなどの香典返しの業者が馬鹿でかいカタログを勝手に書留で送る、押し売りの電話をかけまくるなど人の心を無視した蛮行に走ることはよく知られている。
その元になるのが名簿業者の存在だが、そうした名簿業社に情報を提供するのが朝日新聞と言うことだ。
もちろんこれも広告と新聞が結びついているということがあるがそれにしても朝日は人の心を持たぬ野蛮人の集まりである。
要するに事件・事故の犠牲者の氏名公開は早い話がマスコミの既得権益なのであり、既得権益を批判するマスコミのほうが自分の既得権益にしがみついているのである。