あっという間に１１月になってしまった。いつかもそう書いたようだが、本当に月日がたつのは早い。民主党政権のでたらめぶり、報道ステーションの鳩山擁護ぶりにはあきれてものが言えないまま月日が過ぎた。昨日の番組では市橋容疑者が整形手術をしたニュースの中で関係の無い病院名が映ったということで謝罪していたが、同じ番組で市橋容疑者の両親の顔が映っていたのはいったいどういうことなのか。
今日のニュースではテレビ朝日も含め同じ映像には加工が施されていたが、すでに報道ステーションで顔も声も出ているのだからそんなことをするのはおかしい。一度顔をテレビで放送したらそんなことをするこ自体無意味と言うより馬鹿げている。
市橋の両親が顔を出してもＯＫと最初は言ったのかどうかなどは不明であるが、普通に考えれば犯罪者の家族が顔を出すというのはまず聞いたことが無いし、今日の記者会見でも顔は出さなかったということを考えると報道ステーションが誤って「顔を出してしまった」という可能性は大きい。これは昨日謝罪していた整形外科の看板を出した件以上の大問題で放送事故だとしても事故がこう続くと放送をする資格があるのかどうか問題だ。
色々な事故を報道する時には気をつけるのは当然だと口を極めて怒りながら自分たちはどういう事故を起こしてもすいません、で終わり。しかも今は民主党政権だから自分たちが長年へつらってきた連中が世の中を牛耳ってるわけでもちろん総務省から怒られるということも望むべくもない。
市橋容疑者の両親の昨晩の会見を見てよくあれだけ平然としゃべられたものだと思ったのだが、いずれにせよこれは単純ミスでは済まない誤りだといえるだろう。ちなみに今回の市橋容疑者逮捕につながった通報をした会社はＡＬＩＮＥという文字が見えたことからすると報道ステーションなどがタンカーと漁船の衝突で「ひき逃げ」をしたと糾弾した会社ではないか。
この会社に関しては通報したということだけで詳しいことはあまり報道されずその必要も無いようだが、懸賞金も出るようだ。自分は当然フェリー会社関係者に全額支払われるべきだと思う。
それにしてもこの容疑者が全国に指名手配されても建設会社の寮に入って働いていたというのもすごい話だ。よく今まで逃げられたものだとも変な考え方をしないでもないが、そういう生命力というのか生活力というのかそういう気力をほかの事に生かせなかったのかと思う。
人間は追い込まれると強いということなのだろうか。
政治家というのもある意味追い込まれると強いというのか盗人猛々しいとでも言うべき図々しさだと思うのが鳩山や小沢の金にかかわるスキャンダル無視の姿勢だ。
それ以上に不思議なのが報道ステーションがこうした疑惑をほとんど報道せず、国会の質問で取り上げられた模様をほんのちょっと出すだけで古館は完全に無視していることだ。古館は松岡の事務所費問題が出たときには松岡が自殺するまでこれを糾弾し続け西松問題でも自民党の議員が捜査されないことなどを口を極めて批判したはずだ。
なぜ民主党のスキャンダルは無視するのだろうか。鳩山は株の売買で得た利益を修正申告したがこれは「申告漏れ」で済む話なのか。これが申告漏れですむなら株式会社と結託してあなたが納税するということにして税金払わないことにしておこう、ばれたら払うことにしようとあらかじめ決めて脱税がし放題である。
検察当局はこうした視点で捜査するなら証券会社も捜査すべきではないか。というより脱税疑惑では全く捜査されていないのではないか。
またいわゆる事業仕分けに関する公開イベントもおかしな話であると思う。なぜならそのようなことは普通に党の中の会議でも役所との交渉でもやっているべきことで、なぜこれを公開にして一般人や報道人を呼んだのか分からない。ようするにこれは単なるパフォーマンスとでも言うべきもので普通に国会で議論されることをどっかでやったのだからそれ自体無駄である。
というかこれは鳩山・小沢・亀井の金銭スキャンダル隠しの民主によるパフォーマンスであることは明白だ。
政党が場所を用意したのなら政党にだって巨額な交付金が出ているわけで、まず自分たちに対する報酬から削るべきではないか。いままでだって民主党の指摘を受けてだったか平和祈念資料館とかいう団体が消えることになったのではなかったか。ちなみにまだこの団体はあるようだが、その後どうなったのか。
自分もアンケートに答えて粗品をもらった記憶があるが巨額の税金や財政投融資が流れているから整理されるべきとされてから実際には数年たっても生き残っているのが現実である。
民主党の事業仕分けにしたところであそこでなにか決定されたとしてもそれは実際に役所や予算上の決定でも何でも無いのではないか。つまり無駄は民主党のパフォーマンスそのもので今度の内閣でも戦略局とか行政刷新会議とか大臣を増やしてしまったことでも分かるように民主党は実際には行政改革などしてはいないのだ。無駄を省くといてそのための役所を作ってさらに無駄を作る。借金が雪達磨式にふえて行くのと同じだというより実際にそうなっているのである。
報道ステーションでは国会の審議では大臣がメモなどを一切見ず官僚に頼らずに答えていると言っていたが、NHKの中継を見ると仙石などはペーパーを棒読み、また日銀総裁が来た時にも他にも後ろに官僚がいて自民党政権時代とは様変わりというのはうそだと分かった。
そういうことに気づかないマスコミ、国民、まったく救いようがない。鳩山の政治スキャンダルを騒ぐべきではないというようなアンケート結果を流して一切の批判を封じた報道ステーション、古館は自分がやっていることを恥ずかしく思わないのだろうか。