午前9時。草刈機の歯をスチールの回転歯に交換して、車に草刈機や竹箒やあれこれたっぷり積み込んで、250mほど離れた畑に出かけた。何せ、山椒農家を目指している新人だから、首にタオルを巻いて、汗止めの鉢巻きもして、飲み水も持って、万全な体制を期したつもりだったが、昨日の草刈りの後始末で、隣の芝生に散った草を竹箒で履き、間の側溝の中を掃除して、それだけで、もう、かなり汗だく。
何せ、直射日光が半端じゃない!自分の畑に雑草を生えさせず、土を養生するための薄いビニールシート(裏側は真っ黒で、表は銀色)を張り始める頃は、もう、ヒーヒーになって限界。何せ、日陰がない!車のクーラーをつけて、中で冷たいお茶を飲んだが、パワーが出そうもない。畑周りの、頑固な雑草も刈る予定だったが、草刈機を再び車に積み込んで、一目散に帰宅。
こんな炎天下で、どうやら蓄積疲労があるようだから、老人は逃げるが勝ちだ。無理しちゃ命に関わる? 何と言っても、相手は雑草だから、明日でも明後日でもいいではないか。逃げ戻って、想像以上に汗でずぶ濡れになったつなぎを脱ぎ捨て、シャワーを浴びて、クーラーの中で一眠り。
午後1時過ぎまで寝ていた。家人は珍しく、社会福祉センターでの「介護の仕方」を自ら申し込んで、おにぎり持参で、研修に出かけている。過去に記憶にない、実に前向きな行動。どうやら、入院中で介護が必要になる実の妹のことを考えているようだ。まあ、自分で自分を介護しなきゃいけない年齢になっていることは、考えていないようだが、そんなことは、口が裂けても言えません。はい!お気張りやす。