2021年7月18日(日曜日):[ 23c/35c/20% 123-70(61) ]{getup0300} 超快晴、猛暑日
朝早朝にレギュラーコーヒーをたてながら、冷蔵庫の中の残り物の塩鮭の切り身をかじると、ふっと真夏のゴルフの遠征に泊まったホテルの、午前6時から始まる朝食バイキング風景を思い出す。
中高年の野郎どもばかり20人ほどが、他の観光客の家族連れなどと混じって、思い思いの楽なスタイルで、不思議と元気な顔つきで食べ物に集まってくる。昨夜は、結構飲んでいたはずでも、けろりとした顔つき。盛り付けざらにはパンやハムやウインナーにスクランブルエッグなどの洋風もあれば、味噌汁にご飯に梅干しに焼き魚に和風系もあるし、和洋ちゃんぽんもある。
私は、旅行に出かけた時の朝食時間が、昔から好きだ。温泉旅館などでは、大広間で中居がご飯や味噌汁を給仕してくれた。昨今は、大広間でバイキング形式が多い。海外の大型観光ホテルでも朝食はバイキング。1980年に結婚した時、ハワイ、シェラトンのホテルのレストランのバイキング朝食に度肝を抜かれた田舎者は、今でも肝は抜かれたままの、腑抜け。もう、40年以上になると言うのに。
昨日、午後2時の予約で、友人のクリニックでワクチンを打つと言うワイフを乗せて、福井市内を横断する時、信号待ちをしながら、強烈な夏日の陽射しを眺めていると、ふっと学生時代の夏を思い出した。50年前だ。その頃と街角は変っちゃいない。路面電車道も歩道もガード下に続く道も、昔のまま。
50年だよ! 街角は変っちゃいないが、大きく変ったのは自分たち人間。実に不思議な気持ちになる。この街に住み続けて、大学生の終わり頃からでも、50年にもなるのだ。昨日のような気がしないでもない。大学生の頃が。あの頃でも、金はないけど夏は暑く、陽射しは眩しく、夏休みの開放感があった。