8時過ぎに帰宅した時は、ずぶ濡れ。靴下までも濡れている。それほど、激しい雨に降られたわけではないのだが、それなりに降っていた。
出がけの7時ごろは、頭上で何度も繰り返し、稲光と雷鳴が轟く。雨はさほど降っていないので、私は自転車を押して、片手に傘をさして隣のトーマくんとまなちゃんに同行する。傘をさして歩く小学校1年生のまなちゃんに「雷、怖くない?」「うん、怖くないよ、花火みたい」と言う。
二人とも、頭の上で鳴り響く雷を怖がる様子が全くみられない。当然だろう、雷で怖い思いをしたことがないからだ。びっくりするような大きな音は経験しても、日常生活で雷の怖さを経験するのはほとんどないのだから、正直なものだ。
学校入り口にたどり着くと、交通安全委員の大勢がやってきていた。小学校校長、おまわりさん、交通安全委員の世話役、中学校の校長先生、そして久々悪友の会長、一つ後輩などとたっぷりおしゃべりして、小雨の降る中、自転車で戻ってきたというわけだ。
頭が空っぽの時ほど、あれこれ、情報や計画が浮かび上がるものだ。