2022年12月10日(土曜日)午前7時:[ 6c/14c/50% ]{ Getup0600 } 曇りのち雨
あっという間に室温が20度を超える。小さな石油ストーブを弱めにつけているのだが、すぐに部屋が暖かくなるのでありがたい。それだけ、暖かいに違いない。台所や食堂(ワイフのいない間、一度も食堂で座って食事をしていない。全部、流しのガス台の横で、立ちながら食事を済ませている。便利だし、熱々を食べれるし、使う食器も少ないし、すぐに終わるし、終われば、すぐに洗えるし、超便利だし、食事のスタイルをこだわる歳でもないし、部屋を暖める必要もないし、貧困年金生活高齢者に順応した「素晴らしい」生活スタイルで、教科書に載せてもいいほどだ、と思うし。)でも、一度も石油ストーブを使わず過ごしてきている。
で、自分の部屋の中では、動くたびに、部屋干ししているパンツに頭を下げている。もちろん、自分のパンツだから腹も立たないが、考えると、仏様よりご利益があるのか、数多く頭を下げていることになる。
書こうと思って忘れたが、木曜だったか、朝風呂に出かけた時、風呂の洗い場で一つ間をあけた横から、声をかけられた。頭を自分で剃るのか、と聞いてくる。5枚刃の剃刀を見せて、これで週に、一二度、自分で剃ります、と答えて、大柄で立派な体格の男性といろいろ、話をして、びっくり。大きな腹も見事だが、足も太いし、腕も太くて、シワひとつない。身長は180センチを超えているだろう。坊主頭の顔つきも大きくて、どこかの立派な住職のごとし、色も白い。
「失礼ですけど、お幾つですか?」「いくつに見える?」「そーですね、70歳前後、いや、65歳前後ですか?」「ははは、87歳」「えええっ!それは、絶対嘘でしょ?サバよんじゃダメですよ!!」
何と、昭和9年生まれで、米寿直前とか。こっちは、横からだが、丸裸を見ているのだ。還暦になったばかりと言われても、まあ、そんなもんだろう、としか思わない。
還暦と米寿じゃ28年ほども開きがある。まさに「怪物」だと言ってもいいほど。弁慶の生まれ変わりか? 大安寺の佐野温泉の同じ集落だが、佐野温泉は、あの若い後家さん社長が男に走って、気が狂ったか入浴料を800円に値上げしたという。
私も通い続けて、ピタッと行くのをヤメたが、近隣住民はこれで、いくのを止めて、閑古鳥が鳴くに違いない。いよいよ、身売り時期だ。
さあ、朝焼けの夜が開けてきた。朝焼けは雨が降る。明日は、村のふれあい会館の大掃除。段取りをしなきゃ。我が家も、明日には15日ぶりにワイフが戻ってくる。あちこち片付けておかなきゃ、文句が出る。
師走だし、来週は公務で忙しいし、あっという間に子供たちの冬休みになると、また、孫たちがやってくるし、雪が降ったら潰れそうなボロ屋は限界が近いし、税金も物価も上がりっぱなしだし、ミサイルも飛んでくるかもしれないし、まあ、なるようになれ、というか、我々老人が考えても仕方がないだろ? できることをするばかり。パンツに頭を下げ、ドクダミ茶を飲むとか、さ。