ドルフィンベルベット

高齢馬のケアと徒然日記

『どれくらいの愛情』

2010年02月17日 21時23分59秒 | 読書日記
『どれくらいの愛情』(白石一文著)
本屋さんでタイトルを見て買ってみた直木賞作家の作品 
人が人を愛することについて、少し哲学的に考えさせられる4編の小説。

人は何かを失うことを恐れる。
ここでは、光を失う失明の恐怖と愛する人を失う恐怖が挙げられている
そして大切なモノを失ったと同時にその恐怖からは開放され、失った瞬間から永遠に一緒なのだという。
つまり、人は離れていても愛し合えるのだそうだ 

男性の視点で書かれているので、また違った意味で新鮮な感じのする小説だった 
コメント
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