ドルフィンベルベット

高齢馬のケアと徒然日記

知床親子旅 3日目

2012年09月28日 20時12分32秒 | 

山から下りた父は、「明日はもうどこにも行きたくない」と言っていましたが、温泉につかって疲れが癒えたようで、一緒に網走監獄に入りました。

網走刑務所と聞くと、「重罪人」というイメージがありましたが、その歴史を初めて知って、切なくなりました。
旧ロシア帝国からの国防のために旭川と網走を結ぶ163Kmの道路(中央道路)をわずか8ヶ月で完成させるために、囚人を作業に当たらせます。
逃げられないように2人ひと組で繋がれて作業をしたそうです。
昼夜を通した作業と過酷な自然環境、食糧事情も悪く、210名のも囚人が命を落としたそうです。
彼らは道路の脇に埋められ、のちに住人によって掘り起こされて埋葬されました。

中央道路の完成によって、屯田兵が入り、北海道の開発が進むのです。
この中央道路の悲劇によって帝国議会で「囚人は二重の刑罰をうけるべきか」という議論がおこり、ついに囚人の外役労働が禁止されたとのことです。

大昔の囚人です。
思想犯や冤罪の人もたくさんいたことでしょう。
彼らの冥福を祈ります。


農耕馬も多い時には50頭ほどいたそうです。
鉄を作っています。

奥行があります
昭和59年まで使われていたそうです。

房の中のトイレ

父を入れて・・・

母と二人で「じゃ、帰ろうか」と(笑)



網走監獄はオススメです。
網走駅の正面には縦に駅名を記した看板が掲示されているそうです。
その理由は、刑務所を出た人が、戻ることなく真っ直ぐに進んで欲しいという願いが込められているそうです。

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知床親子旅 2日目

2012年09月28日 19時43分05秒 | 

5時にホテルにガイドのTさんがお迎えに。
前日も午前中はガスがかかり、午後から晴れてきたとのことで、その日もちょっとガスってました。
でも、気候はちょうど良くて、汗は殆どかきませんでした。

もしかしたらクマさんに会えるかしら?
今年はヒグマが多いようですが、残念ながら見ることはできませんでした。

これは糞だそうです。
アリを食べると黒い糞になるそうです。
気づくと山道に糞がたくさんあるのですが、「なんでこんな所に?」と聞くと、クマも人が作った山道の方が歩きやすいのだそうです(笑)
クマだけでなくシカなど他の動物も。

これはゲラが開けた木の穴

楓の子供(当歳ですって)ピンボケですみません。

大沢


大沢から見た知床五湖のうちの一湖(左)と二湖(右)

下山
大沢を登る時から、ガイドTさんが父をロープで支えてくださいました。
お陰で無事に下山することができました。
本当にお世話になりました。


最後、ホテルに帰る途中で羅臼岳の横にお月様

何とか日没前に戻れました。
父が登れなかった山頂、いつか私が登りたいと思います。

ホテルに戻ってから、バイキングでたくさん飲んで、食べました(笑)
青いカレー
写真を見たダミ子姉さんは、「カビみたい」と言いますが、ちゃんとカレー味です。
美味しいです。不思議です。

父を先に部屋に戻して、久しぶりに母とゆっくり話をしました。
ちなみに母は昼間「オーロラ号」で知床岬に行く予定でしたが、岬行きが欠航になり、近場のコースになったそうです。
でも波も穏やかで楽しかったとのこと。
私も今度は船に乗ってみたいです。

コメント (2)
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知床親子旅 1日目

2012年09月28日 12時52分51秒 | 

知床2泊3日の親子3人旅は無事に終わりました。
無事・・・だったのかな?
昨日は早くに家路についたのですが、疲労困憊(笑)でブログを更新する元気もなく、8時半にはベッドに入って寝てしまいました。

父は電車通勤をした事がないので、電車やバスの乗り方までいちいち指示しなければなりません。
さらに、周りのことを考えずに動き出したりするのでとっても迷惑で、家族はハラハラしっぱなしです。
だから母はいつもイライラして、今回も「山に置いてきてー」と言っていました。
私もできることならそうしたいけど、ガイドさんが「それは困ります」ということだったのであきらめました(笑)

レンタカーで女満別空港を出発してから、いきなり道を間違えましたが、どこまでもまっすぐな334号線をひたすら走り続け、ウトロ道の駅シリエトクに向かいました。
その手前にオシンコシンの滝がありました。

道の駅でお昼にしましたが、メニューに「ブドウ海老 2尾1,600円」とあり、母が「これ、テレビで見た!!」というので注文すると・・・
これ・・・?

母の情報によると、ものすごく育てるのが大変なんだそうです。
ま、話のネタに。味は普通に美味しかったです。

お昼を食べてから、父の希望であったカムイワッカの滝に行きました。
途中から砂利道になり、時速30Kmで30分ほど走ります。

先に行く父

暖かいお湯が流れてきます。
落石が多く、直ぐ先の一の滝までしか行く事ができません。
一の滝でいきなり服を脱ぎだしたので、「どうするの?」と聞くと、「ちょっと入る」というので、「湯温が低いから風邪ひくからダメ!!」と叱りました。
それを諦めると、今度はその先に「行ってみる」と言います。
なので、「行ったら明日の登山はキャンセルするよ」と脅して諦めさせました。(はぁ~)
終始こんな感じなのです。

苦労して行った割には、これだけ?という滝ですが、この滝、最後は海に落ちているのだそうです。
船に乗ったら見えるのでしょう。

帰りに途中にある知床五湖によりました。
遊歩道から見える海

一湖

一番右が羅臼岳

今年は暑くて紅葉していませんね。

3時過ぎにホテルに到着して、家族風呂に入りました。
3人でお風呂に入るなんて30年ぶり位でしょうか?
母は父の頭を洗ったり、背中を洗ったり、毎日こんなことをしているんだと思うと、大変だなぁ・・・と思いました。

夜はホテルのバイキングでしたが、翌日が早いので軽めに(それでもケーキはほぼ全種類たべましたが)にして休みました。

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