ドルフィンベルベット

高齢馬のケアと徒然日記

装蹄(11月25日)

2024年11月28日 07時04分00秒 | 高齢馬のケア
月曜日、ブログを更新してから在宅勤務をしていると、「本日装蹄」と連絡があり、10時半からの会議が終わってすぐにクラブに向かいました。
と、その前に、クー太郎に痛み止めを飲ませてもらおうとクラブに再度連絡を入れると、すでに蹄洗場に出ているとのこと。
装蹄師Oさんに代わってもらうと、やはり後肢があげられないとのことで、痛み止めを飲ませて、私が行くまで待っていてもらうようにしました。

到着するとちょうどクー太郎が出ていました。
装蹄師Hさんが、左後ろから、時々休ませながら慎重に鉄を外し、削蹄してくれました。
私も傍でお尻を支えました。

問題は右後ろですが、挙げるとかなり不安定になるので、左後ろの鉄を履かせてからになりました。
万が一右後ろの鉄がつけられなかったら…、という心配もありましたが、Oさんが悩んだ末の決断です。

そしてつけてもらったのがこちらの鉄です。

鉄尾が少し両外側に出ています。
鉄を加工してこのような形になっているのですが、これで左右の安定感が増すことが期待できるとのことでした。

果たして、右後ろの挙げ方ですが、明らかに安定していました!
装蹄の力は凄いです!
焼き付けや鉄を打つときも、休み休みではありましたが、無事にできました。
こうして何とか後肢の装蹄を終えて、一旦お休み。

そして午後(一番最後)に前肢の装蹄です。

左前
今回

前回は取り忘れてしまったのですが、あまり変わりはありませんでした。
今回は前を少しカットしてもらい「カモノハシ」ではなくなりました。

前肢も長くは足をあげられないのと、鉄を打つときに痛いようで、前後に動いてしまいます。
なので、私は前を持ってバランスを取るようにしていました。

右前
今回

前回

こうしてみると、少しいいかも。
左前に負重できるようになったので、右前の負重が軽減されたからかもしれません。
歩様を見て、Oさんが右前のロッカーが不安定に見えるので、少し弯曲を小さくするとのことで、作り直してくれました。
あと、ACSが痛みの原因になるかもしれないとのことで、両方とも無しになりました。


クー太郎も、Oさんも、Hさんも、みんな頑張りました!
装蹄後の歩様は、私でもわかるほど良い感じでした。
スタッフKさんも「明らかに違いますね、装蹄師さん流石ですね」と言っていました。

終わってからHさんに、「命がけの装蹄ですよね」と謝ると、「まだ(肢を下したくなるときの)予兆があるからいいです」と言われました。
なるほど、クー太郎には、「これからもそれで行こうね」と言っておきました。

皆さんの支えがあってのクー太郎です。
筋力低下を最小限に抑えられるように、私も頑張ります!
コメント (4)
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