ドルフィンベルベット

高齢馬のケアと徒然日記

繋皹(けいくん)治療

2012年08月18日 19時34分03秒 | 高齢馬のケア

この夏、クー太郎の左後肢には何箇所かに繋皹とその予備軍がたくさん出来てしまいました
これまでにも予備軍(垢のような塊がつく状態)ができたことはありますが、繋皹になったのは初めてです
繋皹は細菌などの感染による皮膚炎です。
年齢による抵抗力の低下などもあるのかもしれません

もともと左後肢の繋の前面にはデキモノがあり、夏になると痒くなって、右後肢でこすって、出血して、かさぶたが出来て・・・を繰り返していました
これ

このデキモノに触らないようにと、洗った後で拭きにくかったこともあるでしょう。
気づいてからはしっかり乾燥させて貰っています

最初は抗生剤入りのステロイドを塗って様子を見ていましたが、繋の後ろだけは治りませんでした。
そこで抗真菌剤の塗り薬(ニトラゼンクリーム)が処方され、少しずつですがかなり改善してきました
一番ひどい時はこの5倍くらいの大きさでした



この間、持田製薬のコラージュフルフルのリキッドソープで毎日洗浄していました。
すると、デキモノの状態も落ち着いてきたのです 
 コラージュフルフルはミコナゾール硝酸塩という抗真菌剤入の石鹸です。
学会の度にブースに行って試供品をコツコツ溜め込んでいました

その試供品もそろそろ底をついたのと、症状も落ち着いてきたので、ハンドソープ「キレイキレイ」に変えてみました。
薬は続けて塗っているのですが、水曜日に行ってみたらデキモノには血がべっとり・・・
やっぱりフツーの石鹸ではダメみたいです。
そしてまたコラージュに戻してキレイにしています 

ちなみに予備軍は馬油でマッサージしているとポロリと取れます。
そのままお湯で流して、よく乾燥させれば、適度な脂分も浸透して健康な状態になります 
馬油は馬のために常備しています。
ちょっとした傷(拍車傷とか)も馬油で治します

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
タイトルが (plummama)
2012-08-18 20:54:57
繋ではなく蹄という字になってます。
私も昔、plumを貸し馬屋に預けていた頃は一日おきにしか行けなかったので、繋皸もどきをいっぱい作ってしまったことがありました。
もどきで済んでまだよかったんですが、その頃に蟻洞になってしまったようで、次にお世話になったクラブでそのことを知って馬に申し訳ないことをしたなと思います。知識もなさすぎでした。
馬油は乗馬を始める前から使っていますが、すごくいいですよね。
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私も買います (シャル君)
2012-08-19 05:03:49
 シャルの足はいまのところ問題はありませんが、いざという時のため用意しておきます。
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あちゃ! (alohadream)
2012-08-19 06:29:12
 ☆plummamaさん
ありがとうございます!直しました 

モドキで済んでいるうちはまだいいですよね。一度繋皹になってしまうと治癒に時間がかかることがわかりました 

蟻洞にも・・・ということは環境も影響していたんでしょうかね?生き物の管理は勉強も含めて本当に大変です

馬油、私自身は使ったことがありませんが、人も良さそうですね 
返信する
馬には馬油 (alohadream)
2012-08-19 06:37:48
 ☆シャル君さん
あると便利ですよ 
馬用なので純正にしています。

最初は「拍車傷に馬油?」と思ったのですが、本当によく効きます 

フルフルは変性するかもしれないので必要になってからで良いと思います 
それから耐性ができるかもしれないので、ずーっと使い続けるのはやめた方が良いと思います。
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