雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

7年目の山古志より

2011-10-29 08:06:54 | 日記
無くして得たもの...

震災から7年経った山古志を訪れて感じたこと。

当時あちこちで赤茶けた土が剥き出しになっていたところも今は緑に覆われて説明を受けなければわからないほどになっています。

被災した家屋は山奥の集落としては不自然なほど立派に建て直されています。
ちょうど養殖池から鯉を揚げる季節なのか、あちこちの家の軒先に鯉が売られています。

当時、テレビで見ていた被災地にはもう住めないだろうと思っていました。人は強いものですね。

私達は生きている大地の上で営みを続けています。大地が生きている限りこういう災害は避けては通れません。

東日本大震災にしても、震災前後で人々の生き方が変化したといいます。
無くしたものはあまりに大きかったと思います。
でもそれは無くして初めて気付くものも多かったと思います。
今の山古志の復旧も、ふるさと山あいの当たり前の風景をもう一度取り戻したいという思いが伝わってきます。