本物よりも本物らしい、とか。
絵に描いたような景色とか、
まるで本物みたいな絵とか。
・・・これに、なんとなく矛盾を感じるのは私だけ?
ま、そんなこと、どっちだっていいんですけどね。
最近、「本物」ってなんだろう、って、
よく考えます。
実は、
この前観たあるお芝居に、
「フツーの主婦」が登場したんです。
もう本当に「フツーの主婦」
どこから見ても「フツーの主婦」
でも、もちろん、やっているのは役者さんです。
これを言い換えると・・・、
「フツーの主婦」にしか見えないところまで、
役を作りこんだ、ってことなんですよね。
がーーーーーーん
観ていて、だんだん血の気が引く感じでした。
自慢じゃないが、この私、
日常生活では、かなり「フツーの主婦」をしています
だからやっぱり、主婦の役は得意です。
いろんなタイプの主婦役をやってきましたが、
主婦という土台が変わらない限り、
リアリティーは保てるという自信がありました。
もちろん、素のままでできる役なんてないわけで、
必ず悩みながら役作りをします。
でも、まるっきり想像もつかないような役
→あ、いや、さすがに動物はやったことないけど
に比べれば、
やっぱり、主婦役って、どんなキャラでも楽なんですよね。
でも、もっともっともっと「作りこむ」ことで、
もっと「リアル」に見せられたんじゃないか
そう・・・、
もしかすると、私は、
本物の主婦であるリアリティーってものに、
あぐらをかいてきた・・・のかもしれない、って
それで、考えたんです。
あ~~~~~、
これって、芝居だけじゃないよな、って。
現実だって、主婦にあぐらかいて、
どんどん楽な方に流れてないか、って。
新鮮さのカケラもなくなってないか、って。
ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅむ
どちらも、
見直しが必要な時期にきてるのかもしれません。
これでいいと、自分の世界に安住してしまう毎日って、
こわい・・・