望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

もう揺れない、よね?

2012-10-26 23:25:09 | 演劇・舞台・小劇場

昨夜、久しぶりにけっこう揺れましたね。
宮城が震度5弱だとか。

東京もかなり長い間、嫌な揺れが続きました。

私たちは稽古の真っ最中。

私はちょうど、
出番のないシーンの稽古を見ていた時でした。

「うわ、けっこう揺れてるよね」
「(そっと調べて)宮城で震度5弱らしいですよ」

などと、小~さな声でこそこそ。

でも稽古中の面々は、まったく動じず。
演出家はどうも気づいてもいない様子。

ま、稽古場とはそんなもんです。


ただ、この芝居の稽古中は、
特別に、揺れが気になるのです。

今、私たちが稽古しているのは、
TST CLASSICSとして上演する、2作品のうちのひとつ、
「紅い華のデジャヴュー」

これは何度も再演されている、
まさに東京ストーリーテラーさんのCLASSICなのですが、

その、何度目かの再演の初日が、
去年の3月10日だったのだそうです。


つまり、公演の2日目に、
あの大震災に見舞われたんですね。


激しい揺れで一端止まった芝居を、
再び開始するべきか否か・・・。

答えが出ないまま、逡巡しつつ、
お客様の前に出た主宰に、
1人のお客様から声がかかりました。

「続きが観たいです!」

すると、あちこちから賛同の声が。


その声に背中を押されるように、
主宰は再開を決意。
そして、あの状況の中で、最後まで、
芝居は続けられたのだそうです。


その上、その時の公演は、
そこで中止になることなく、
何日か休んだ後に、また再開。

千秋楽の頃には、
そこそこ大勢のお客様がいらっしゃり、

「この時期にこのお芝居を観られてよかった」
「こんなときに、本当に元気がもらえた」

といったアンケートも、たくさん頂けたのだとか。



・・・とまぁ、そういう経歴のあるお芝居なのです。


それだけに、ね。

不謹慎かもしれませんが、やっぱり、なんとなく、
揺れると恐いのですよ。


と同時に、
あぁ、このお芝居なら、
カタルシスになるかもしれないなぁ、
とも思いました。


うん。
だけどね、だけど、やっぱり、
揺れるのはご勘弁願いたいのですよ。

もう1回揺れたら、
お祓いでもしてもらおうかな。




 


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今回のテーマ
 「自分を縛っているもの」







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