昨日の夕方、ふっと時間ができて、
土砂降りだから、きっと空いてる!
と突然、観てきました。
「ラ・ラ・ランド」
若い芝居仲間たちが「泣いた」って言ってたけど、
人生、あとはオマケみたいなオバサンだと、泣く感じではなかったなぁ。
ただ、なんというか、切ないおとぎ話という感じでした。
特に・・・ラストの「たられば」シーンは、切なかった~~。
これでもか、ってくらい、切なかった~~。
でも、それが人生だものね。
(と、すぐミもフタもないことを言ってしまう)
でも、でも、素晴らしい映画でした。
とにかく、ダンスシーンがもう素敵で!
オープニングのハイウェイでのシーン。
これはもう、「That's Entertainment!」の世界です。
他にも、あの、ずっとずっと昔のミュージカル映画を彷彿とさせるシーンがあって、
現代風に洗練されていながらも、
大掛かりで、手間をかけて作った、
あの、ワクワクする世界がそこにありました。
あとで解説を読んだら、
やっぱり、往年の映画へのオマージュがあったそうで、
オバサンはそこに、ドはまりしちゃったんですね~。
特に、さりげなく挟まれるタップのステップが、
うわぁ~~~と叫びたくなるほど、懐かしいステップ!
最近のタップは、技術と速さを競ってて、
もちろん、それがまた素敵なんだけど、
こういうベーシックなステップを見ると、
「うわ~~、タップっていいな~~」と目がハートになっちゃいます。
そして、ゴズリングのジャズピアノがまた、素晴らしくて。
それも、3カ月間、徹底的に練習して、
プロでも驚くような演奏をしてみせたという。
うーーーん、その集中力、すごすぎる。
んなもん、比べても仕方ないけど、
芝居をする身として、反省しきりでございました。
ストーリーに入り込んで、感動することができなかった自分に、
ちょっと寂しさも感じたけど、
でも、こんなワクワクする映画は久しぶりでした。
そして、それ以上に驚いたのが、監督の年齢。
まだ32歳なんですね。
本当に今、才能のある若い人たちが多い、
と、ここ数年、頻繁に感じます。
いや、もちろん、
若けりゃいいってもんじゃないし、
アカデミー賞とはスケールが違いすぎるけど。
でも、
私の周りにも、素晴らしい若い人たちがたくさんいて、
そんな素敵な人たちが今、頑張っていて、
これからの演劇界を作っていくんだと思うと、それもまたワクワクします。
・・・って、結局はまた、芝居の話になっていくんだなぁ、私は。
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