望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ラ・ラ・映画観た!

2017-04-12 18:51:36 | 演劇・舞台・小劇場

昨日の夕方、ふっと時間ができて、
土砂降りだから、きっと空いてる!

と突然、観てきました。

  「ラ・ラ・ランド」

若い芝居仲間たちが「泣いた」って言ってたけど、
人生、あとはオマケみたいなオバサンだと、泣く感じではなかったなぁ。

ただ、なんというか、切ないおとぎ話という感じでした。

特に・・・ラストの「たられば」シーンは、切なかった~~。
これでもか、ってくらい、切なかった~~。

でも、それが人生だものね。
(と、すぐミもフタもないことを言ってしまう


でも、でも、素晴らしい映画でした。


とにかく、ダンスシーンがもう素敵で!

オープニングのハイウェイでのシーン。
これはもう、「That's Entertainment!」の世界です。

他にも、あの、ずっとずっと昔のミュージカル映画を彷彿とさせるシーンがあって、

現代風に洗練されていながらも、
大掛かりで、手間をかけて作った、
あの、ワクワクする世界がそこにありました。

あとで解説を読んだら、
やっぱり、往年の映画へのオマージュがあったそうで、
オバサンはそこに、ドはまりしちゃったんですね~。

特に、さりげなく挟まれるタップのステップが、
うわぁ~~~と叫びたくなるほど、懐かしいステップ!

最近のタップは、技術と速さを競ってて、
もちろん、それがまた素敵なんだけど、

こういうベーシックなステップを見ると、
「うわ~~、タップっていいな~~」と目がハートになっちゃいます。


そして、ゴズリングのジャズピアノがまた、素晴らしくて。

それも、3カ月間、徹底的に練習して、
プロでも驚くような演奏をしてみせたという。

うーーーん、その集中力、すごすぎる。

んなもん、比べても仕方ないけど、
芝居をする身として、反省しきりでございました。


ストーリーに入り込んで、感動することができなかった自分に、
ちょっと寂しさも感じたけど、

でも、こんなワクワクする映画は久しぶりでした。



そして、それ以上に驚いたのが、監督の年齢。

まだ32歳なんですね。


本当に今、才能のある若い人たちが多い、
と、ここ数年、頻繁に感じます。

いや、もちろん、
若けりゃいいってもんじゃないし、

アカデミー賞とはスケールが違いすぎるけど。

でも、
私の周りにも、素晴らしい若い人たちがたくさんいて、

そんな素敵な人たちが今、頑張っていて、

これからの演劇界を作っていくんだと思うと、それもまたワクワクします。


・・・って、結局はまた、芝居の話になっていくんだなぁ、私は。




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