珍しく夢を見た。
飲み会の帰りらしく、
それにしても汚い雑居ビルのエレベーター。
そのあたりに何人かで、たむろって、
最後の人が出てくるのを待っている。
周りにはずっとご無沙汰だった、というか、
普段は思い出すこともないような、昔の芝居仲間たち。
今では想像もできない、
コロナ前の飲み会風景。
そして、ふと奥の方を見ると、なんと母が立っていた。
「こんなところに来て大丈夫なの？そんなに元気になったの？」
「あらもう大丈夫よ」
「ああ、よかった！もうちゃんと歩けるのね」
「当たり前よ」
私は母と、ここで待ち合わせをしているらしかった。
そこでふと目が覚めた。
元気な母の姿を見て喜んだ、
そのワクワクした感覚が、まだ体に残っていた。
何度も入退院を繰り返している母は、
今は施設に戻っている。
ちょっと前まで、
元気いっぱいだったのが、
今は寝たきりで会話も難しい。
その上、数日前から流動食も受け付けなくなった、
という連絡をもらったため、
今日はこれから施設に行って、
お医者様と話をする。
そんなことから、きっと、
こんな夢を見たんだろうな～。
さて、と、今日はどんな話が出るのかな～。
施設にある公衆電話。
プッシュボタンの大きさに感動！
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