望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

もっと大きな拍手が欲しいと思った時、僕は僕が本当に作りたいものが作れなくなる

2021-11-03 10:13:31 | 演劇・舞台・小劇場

 

この前の、久世さんのダメ出しメモを発見した、
劇団時代の雑務の覚え書きノートに、
 
もうひとつ、懐かしいものがありました。
 
 
ノートの最後。
私、こんな記事を貼り付けてました。
 
 
 
三谷幸喜さんの新聞連載エッセイ「ありふれた生活」。
 
日付を見ると2003年の6月25日。
ってことは、18年前!
 
 
 
今でも連載が続いていて、
 
今でも欠かさず読んでいるっていうのも、
変わらなすぎて怖いみたいだけど(笑)
 
 
そこに私、
ピンクのマーカーでラインを引いてるんです。
 
  「もっと大きな拍手が欲しいと思った時、
   僕は僕が本当に作りたいものが作れなくなる。」
 
 
わざわざ切って線を引いて、
自分への戒めとして残しておいたんだなぁ。
 
「人に評価されたい」を一番の目的にしたら、
道を踏み間違えるぞ、と。
 
 
 
今でももちろん、
芝居には真摯に向き合っているつもりだけど、
 
この当時は、もっと初々しかったなぁ。
 
 
あーー、切ないほど懐かしい。
 
 
 
 
いろいろと捨てて、すっきりした引き出しの奥に、
このノートをもう一度、滑り込ませました。
 
そりゃぁ、これだけは捨てられない。
 
 
 
  だけど・・・、
 
今度、このタイムカプセルを開けるときは、
どんなときなんだろう。
 
 
 
私、いくつになってる?
 
 
  ・・・・・
 
 
    ・・・・・
 
 
 
     ・・・・・・・ま なんでもいいや!

 

 

 

 

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