望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

騙されるよりはいいか

2019-05-21 13:43:17 | 暮らし・花・趣味

 

お世話になっている、ある劇団の主宰が、

なんと詐欺にあって、

貯金がゼロになってしまったのだとか。

 

ひどい話です。

なにも、お金のないところから取ることないのに(事実!)

 

で、どうしようもなくなって、

かくなる上は、親に泣きつくしかないと、

郷里のお父さんに電話をしたんだそうです。

 

「あ、もしもし。

 あの、俺さぁ、詐欺に遭っちゃって」

と事情を話しかけたところで、

 

「うちの息子は死にました」 ガチャン!

 

(あの、本当の息子なんだけど・・・

 

それ以来、連絡できずに困っているとのこと。

 

これで、3年前に書いた話を思い出しました。

我が家の母が、まだしっかりしていた頃の話です。

 

年の瀬に、また、母親ネタ (;´∀`)

 
91歳という年齢にかかわらず、
本当にイロイロとやらかしてくれる、ウチの母。
あ、91歳だから、なのか?
 
「もしもし、〇〇だけど」
 〇〇は当然、息子の名前。
 
「はい?」
「もしもーし、〇〇です!」

 母が耳が遠いことを知っている息子は、 聞こえなかったんだと思って、
もう一度、大きな声で、自分の名前を言った。
 
しかし、実は母は聞こえていた。
ただ・・・違うことを考えていた。
 
  いつもの〇〇より声が若い・・・。
  これは、絶対におかしい。
  さては・・・オレオレ詐欺か?
  なんの、その手に乗ってたまるか!

   そこで、ひと言。
 
 
「私、〇〇なんて人、知りませんけど」
「はぁ??」
 
息子がびっくりしたのなんのって!
 
 
 ヤバいっ、ボケちゃった!!!
  夏に会ったときは平気だったのに、
   半年でこんなに・・・

  ど、どうする・・・。
  こういうときはどうすりゃいいんだ??
 
そのショックで、小さい頃に呼んでいた名前を、
 思わず口走ったのだそう。
 
「ばばしゃま、大丈夫?」
「え? ばばしゃま?  ってことは、本当に〇〇なの?」
 
「だから最初から言ってるじゃん」
「だってぇ、  あんたがそんなに若い声出せるとは思わなかったわよ。
  まだ若いんだ。はははは」
 
「・・・・・・・・
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーー 

まぁ、それぞれ、頑張ってるんですよね。

だまされまい、と。

 

しかし、あの主宰、

あれからお父さんと連絡できたのかなぁ。

 

 

 

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