望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

舞台裏・part2

2011-03-03 22:51:25 | 舞台・ウラ話
 
これぞ舞台裏。

小道具置き場には、どくろ、生首、般若の面に、赤ん坊。



ほとんどお化け屋敷じゃないか!(笑)

いくら慣れていても、かなり怖いです。


そして、ちょうどその対面には、神棚。



まずたいがいの劇場には、神棚があるんですね。
これは不思議なほどです。

出の前に、きちんとお参りして出ていく人もいます。

かと思うと、まったく知らんぷりのバチ当たりも(これ、私)



小道具置き場に置いてない小道具もあります。

私がかぶっていた「巫女の頭飾り」は、自分の鏡前の棚に。

 

小道具と一緒にしてると、かぶるの忘れて出ていきそうなので、
自分のそばに置いてました。

関係ないんですが、あのかぶり物、
前と後ろに出っ張ってるので、ものすごくぶつかるんです。

自分の頭の感覚で動いてると、
うしろの人の顔を直撃しちゃったり、幕を引っかけたり。

あんまり迷惑なので、出の寸前まで手に持っていました。


そして、これ わかります?



背中に矢をつけている桔梗姫(田代迪子ちゃん)

もちろん、このままでは出ませんが、
このあと、桔梗が流れ矢に当たるシーンがあるんですね。

あのシーン、本人があの矢を隠し持っていて、
一瞬で刺さったように見せる、
イリュージョンのようなものなんですが、

矢を忘れたら・・・もうそこでお芝居が終わってしまいます。

なもので、もう楽屋にいる間から、
忘れないように背中にくっつけてるんです。

ホントにね~、
「特に絶対に忘れちゃいけない小道具」って、
緊張するんですよ~。



忘れもしない・・・。

私ね・・・、初演の時に・・・、
とんでもないことをしてるんです。

今も残るココロのキズ 

初演の話になりますが、今度はこれを書こうかな~。

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