さて、この階段の反対側にあるのが、
黒幕で覆われた、謎のスペース。
10日ほど前に書いた(その23)の回に、
ほふく前進が大変なので、
下手の楽屋に戻らずに済むように、
上手に早替え部屋が作られていた、
と書きましたが、
それが、こちらなのです。
この「見よ飛行機の高く飛べるを」という作品は、
どの団体さんが公演するときでも、
基本、間で休憩が入ります。
どうしても上演時間が長くなって、
お客様が疲れるから、という理由がひとつ。
そして、もうひとつが・・、
休憩がないと、着替えが間に合わない!
それなのに、今回は休憩なし!
作品を少しカットして、
台詞をテンポ良く喋って、
無理やり着替えを間に合わせて、
ノンストップで行く!
こういうことを思いつく主宰は、
すごいと同時に、鬼です(笑)
なぜそんなに、何度も着替えなきゃいけなかったのか?
それは実にシンプルな理由からで、
・・・昼のシーンと夜のシーンが交互に出てくるから。
いやもう、これが嫌がらせかっていうくらい、
昼と夜とが交替に出てくるんですね。
昼は袴姿。
でも、夜遅くみんなで集まるのは夜着。
つまり寝巻の浴衣に、なにか羽織る姿。
袴から浴衣は、まだいいんですが、
浴衣から袴が、もう、それはそれは大変で。
特に、主役の2人、中でも延ぶは、
地獄のような早替えがあったんです。
<つづく>
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